TEN ページ10
授業が終わり
残すところは部活だけとなった
部活に行こうと思い
教室で皆と別れ
廊下をポツポツと歩く
ぼーっとしていた私は
前から来る人に気づかず
軽くぶつかってしまった
「あ、ごめんなさい！...」
？「気ぃつけや？ってAやん」
前を向くと
知っている顔をしていた
「純喜先輩じゃないですか！お久しぶりです！」
純「久しぶりー！」
河野純喜先輩
サッカー部キャプテンでありながら
そのルックスと明るいキャラで
学校中で人気者だ
そんな先輩とは
港人先輩繋がりでの知り合いで
優しくてすごく面白い
「これから部活ですか？」
純「おう！Aもやろ？頑張ってな！」
やっぱり優しいな純喜先輩
そりゃモテるわ、
「はい！先輩も頑張ってください！」
純「...！が、頑張るわｯ」
顔が赤い
熱でもあるのかな
心配、
「純喜先輩顔赤いですよ？大丈夫ですか？」
純「だ、大丈夫〜
心配ありがとな？」
純「...A、あのな(倖「宿題忘れてるぞー」
え？
また倖真？
「ありがと！でも倖真、部活は？」
倖真はサッカー部に入ることになったばかり
倖「あ！そうだった、ほら！純喜先輩も行きましょ？」
純「お、おう行ってて！」
あ、私も行かなきゃじゃん
「私も行きますね！じゃあ先輩また！」
そう言って手を振り私は駆け出した
＿＿＿＿＿＿＿＿
Aといいとこだったのに、
純「だっrrrrrrrrrっる」
俺のAやし、
ひとり地団駄を踏みながらそう呟いた...
＿＿＿＿＿＿＿＿
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：ゆにうに | 作成日時：2020年2月13日 22時
