FIFTEEN ページ15
ああ
これが終わればお昼だ、
急いで登校して朝ごはんを抜いてきてしまった私は
空腹が限界に達していた
四時間目はバレーだ
よりによってなんで体育、
1組と合同だっけ
叶「Aー噂の瑠姫くんいるね1組って」
叶奈との話も耳に入らない
頭が朦朧とする、
叶「A?! 瑠姫くんがこっち見てる！
うわーかっこいいね...ってA？大丈夫?!」
天井が視界に映る
ふわっと宙に浮く感覚がした
気づけば私は保健室のベットで横になっていた
そっと目を開けると...
「え、瑠姫、くん？」
瑠「あ、俺の事知ってるんだ」
あの瑠姫くんがいた
え、え、知ってるも何も
瑠姫くんが転校してきた時から
かっこいいって思ってましたあああああ
「あ、えっとなんでここに、？瑠姫くんも私も...」
あのよく少女漫画であるやつになってんの、？(語彙力)
瑠姫くんの顔面がもうまさにそうだし!!!!(語彙力)
瑠「覚えてない？
なんか俺がたまたま君のこと見てたら
急に倒れちゃったから、
体が先に動いたっていうか笑」
...ってことは...
「ここまで運んできたのも...」
まさか...
瑠「そ、俺」
まさかのまさかだったあああああ
「だ、大丈夫だった?!重かったよね?!」
こ、こんなスマートなお方に...
瑠「大丈夫笑
それより、君の方が心配だから」
なに王子なのなんなの
瑠「そういえば、名前は？
なんていうの？」
「岡野、A、」
めっちゃキョドったわ
瑠「Aちゃん、2組だよね
俺まだ転校してきたばっかで友達少ないからさ
友達になってよ」
なるなるなる...
「わ、私で良ければ！」
ならないという選択肢はないよ
瑠「うん！ありがと！
じゃ、もうちょいで多分先生くるから行くね
お大事にね、また話そ！」
そう言って保健室から出ていった
「かっこよかったな...」
＿＿＿＿＿＿
瑠姫side
保健室からでてドアを閉じる
「あんな可愛い子いるんだ...」
一目惚れってやつですか
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：ゆにうに | 作成日時：2020年2月13日 22時
