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病院に来るのは2回目だった。
2回目の診察は1週間後の予定だったのに気が付いたら半月経っていた。
医師は録音するレコーダーのスイッチをオンにした。
「では、これから私の質問に答えてくださいね」
医師はそう言った。
それと録音することになんの意味があるんだろう？
訳もわからず頷くと医師はゆっくりとしたペースで質問をし始める。
今回の診察は検査結果を聞くだけと思っていたから
いきなり質問が始まって戸惑っている。
「お母さんの年齢は？」
質問は至って簡単なものだった。
「59歳…いや57歳…？」
答えられない私を見て、医師は紙に何かを書き込む。
「12+16は？」
「…先生、どうしてそんな質問を…」
あまりにも幼稚な問題ばかりで不思議になって先生に問いかけると医師はシーっと口に手を当てた。
「何も言わず、私の質問に答えてください。」
そう言われ、さっきの質問に答えようとしたけれど。
「どんな、質問でしたっけ…」
私がそう呟くと、医師は録音を停めた。
数秒考え込んだ後医師は少しだけ戸惑うように口を開く。
「…MRI検査の結果、あなたの脳内に異常な量のタンパク質が見つかりました。」
そう言われても身体のことに詳しい訳では無いからピンと来ず首を傾げる。
「…それは、どういう…？」
「タンパク質が溜まることによって脳細胞などが損傷し、脳の全体が萎縮しています。」
先生はやはりこのことを伝えるのに少し躊躇していて、
私の頭の中に嫌な予感が過ぎった。
「病名は……」
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彩心(プロフ) - るいさん» こんばんは。返信遅れてしまいすみません…大大スランプに陥ってしばらく小説から離れていました。そう言って頂けると本当に元気が出ます笑 頑張って続き書きますね(^-^) コメントありがとうございます！これからも見ていただけると嬉しいです(T_T) (2021年5月11日 1時) (
レス) id: 96b719c4dd (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - お話の雰囲気とても好きです！続きが気になります…！ (2021年4月14日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩心 | 作成日時：2021年3月23日 20時
