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「おはよう、A」
眠い目を擦って食卓に行くとテーブルいっぱいの料理があった。
こんな量、2人でどうやって食べるのか、分からないくらいたくさん料理があった。
「Aが元気になってくれればいいな、っていっぱい作っちゃった。」
「…仕事は…？」
「Aと一緒に居たくて、休んだ。」
彼がこの時間にここに居るのも、テーブルの上いっぱいの料理も、
全部が私の為で。
「きらい」なんて最低なことを言ったのに、
心配してくれた彼を自分勝手に突き放したのに、
私はありがとうの1つも言ってない。
心が痛くなるくらいありがたくて、申し訳なくて、愛おしいのに、全部伝えられてない。
「…酷いこと、言ったのに、…」
「"僕のことが大好き"って顔してたから。」
彼には全部分かってしまうんだと、悟った。
涙が止まらなくなった私をジンは自分の胸の中に収めた。
「ごめんね、本当にごめん、」
謝らないでよ、何も悪くないのに
謝るのは私の方なのに。
「…うっ…ぐ、…ごめんな…さ…っ、」
嗚咽しながらそう言うと髪を撫でてくれた。
こんなにも子供みたいに泣くなんていつぶりだろう。
こんなこと大人になってからなかったしもちろん彼にはこんな姿見せたこと無かった。
「…あ、りがと…っ、うぅ…だい…っす、き…」
「うん、僕も大好きだよ。」
そう言って柔らかい唇が私の額に触れる。
もう彼にこんなこと言わせるのはやめよう。
いつまでも逃げていないで、ちゃんと自分に向き合わないといけない。
私はこのことがきっかけで、少し前から悩んでいたことからちゃんと向き合うことにした。
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彩心(プロフ) - るいさん» こんばんは。返信遅れてしまいすみません…大大スランプに陥ってしばらく小説から離れていました。そう言って頂けると本当に元気が出ます笑 頑張って続き書きますね(^-^) コメントありがとうございます！これからも見ていただけると嬉しいです(T_T) (2021年5月11日 1時) (
レス) id: 96b719c4dd (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - お話の雰囲気とても好きです！続きが気になります…！ (2021年4月14日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩心 | 作成日時：2021年3月23日 20時
