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お風呂から上がると彼はパソコンと向き合って仕事をしていた。
私がお風呂から上がったのに気が付いて近付いて来てくれたけど
私は逃げるようにベッドに腰掛ける。
「髪、乾かさないと風邪引いちゃうよ。」
「…もう疲れちゃった。」
何もかもに疲れてしまった。何に対してもやる気が出ない。
疲れているのは、彼も同じなのに。
いつから私はこんなに我儘になってしまったんだろう。
「おいでよ、お姫様。」
なんて冗談を言いながら微笑みかけてくれる。
彼の元に近付くと優しい手つきで髪を乾かしてくれて
まだ仕事も途中なのに私と一緒にベッドで眠ってくれた。
本当に暖かくて、優しくて、大好きで仕方なくて
胸が苦しかった。彼の腕の中で見つからないように泣いた。
でもきっと気付いていたんだと思う。
私が泣いたとき背中をずっとさすってくれていたから。
ごめんね、こんな人間で。何も返せなくてごめんね。
気付いたら眠っていて、次の日はご飯の匂いで目が覚めた。
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彩心(プロフ) - るいさん» こんばんは。返信遅れてしまいすみません…大大スランプに陥ってしばらく小説から離れていました。そう言って頂けると本当に元気が出ます笑 頑張って続き書きますね(^-^) コメントありがとうございます！これからも見ていただけると嬉しいです(T_T) (2021年5月11日 1時) (
レス) id: 96b719c4dd (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - お話の雰囲気とても好きです！続きが気になります…！ (2021年4月14日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩心 | 作成日時：2021年3月23日 20時
