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オンニと別れて駅に向かって歩いていると、




「あれ…駅って…どこだったっけ…」




駅の場所が、分からない。





オンニと会う時にいつも使ってる道なのに。






数え切れないほど、この道を歩いているのに。





なのに、どうやって駅に行くのか、分からない。




早く帰らないと、ジンさんが待ってるのに。





そう思うと焦ってしまって手が震えた。




なんで、どうして…




どうして分からないの?




完全にパニックになって、息がうまく出来なくなる。




とにかく、周りの人に行き方を教えてもらわないと…




「すみません、駅までどうやって……」




近くにいた男性2人組に声をかけた。




「お姉さん、きれいだね。俺らとどっか行かない?」




それが間違いだったのかもしれない。




「…ちが、駅までの行き方を…」



「いーじゃん、俺らと遊ぼうよ。」




そう言われ腕を捕まれて駅とは反対方向に引っ張られる。




「…やっ…触らないで、!」




振りほどこうとしてもうまく力が入らなくて、どんどん駅から離れていく。




「スタイルいいし、キレイだから、楽しみだなあ」




「やめてください、、やだ…っ、」




どうしよう、どうしよう。

このままだったらどこかに連れていかれる。



声も上手く出ない。



助けて、だれか…



「ジ、ン…っ…!たすけ、…」



思い浮かぶのは彼の顔で。
来るわけがないのにあの事件の時のように助けてくれるんじゃないかとそう思っている。



力が入らなくて、男たちのされるがままどこかに連れていかれる。



そう思っていたら前から声がした。



「何してるの?」



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彩心(プロフ) - るいさん» こんばんは。返信遅れてしまいすみません…大大スランプに陥ってしばらく小説から離れていました。そう言って頂けると本当に元気が出ます笑 頑張って続き書きますね(^-^) コメントありがとうございます!これからも見ていただけると嬉しいです(T_T) (2021年5月11日 1時) (レス) id: 96b719c4dd (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - お話の雰囲気とても好きです!続きが気になります…! (2021年4月14日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩心 | 作成日時:2021年3月23日 20時

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