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受話器からは、もう誰の声も聞こえなくなっていた。
「ナムジュン、警察に図書館の爆弾処理をお願いして。もしかしたら爆弾があるかもしれない。」
「了解しました。」
「それと今の会話、会社の録音履歴に残ってるよね？データを移して。それから逆探知もできる？」
「えぇ、逆探知は既にしています。」
「僕の携帯に送っといて。今から彼女のところに行く。
ナムジュンは録音履歴のデータをお願い。」
「…絶対に無傷でお願いします。かすり傷ですら、先代に報告します。」
いつもは、僕に対して過保護なナムジュン。
今回ばかりは僕の意志を呑んでくれたみたい。
その言葉は僕の不安を少しだけ軽くしてくれた。
「ありがとう、全部終わったら奢るよ。」
「当たり前ですよ。何時間残業してると思ってるんですか？」
うぅ、ぐうの音も出ない……
でもナムジュンは安心したように笑ってお気をつけて、と頭を下げた。
僕は図書館建設を中止にはしないし、Aを死なせたりしない。
どちらも僕の大切なものをだから。
ジャケットを羽織って、社長室を飛び出した。
Aになにかされる前に…助けないと。
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彩心(プロフ) - るいさん» こんばんは。返信遅れてしまいすみません…大大スランプに陥ってしばらく小説から離れていました。そう言って頂けると本当に元気が出ます笑 頑張って続き書きますね(^-^) コメントありがとうございます！これからも見ていただけると嬉しいです(T_T) (2021年5月11日 1時) (
レス) id: 96b719c4dd (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - お話の雰囲気とても好きです！続きが気になります…！ (2021年4月14日 9時) (レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩心 | 作成日時：2021年3月23日 20時
