西 の ク ラ ゲ く ん ６

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《brother》











倉「…………英、小瀧に買ってもらったん、？ その服、」

藤「…そうやろ、もう見るからに望やん、笑」










のんちゃんに誘ってもらって、急遽冬休みの東京旅行。





ちゃんと東京見物するのって初めてで、とにかく人が多くてびっくりした。





でも、新幹線の駅弁食べて、山手線乗れて、それだけで満足やのに、のんちゃんがかっこいい服買ってくれて。





それ着て夜ご飯をのんちゃんについて行ったら、Aくんと流星くんがおってさらにびっくり。





ほんまは買ってもらった服は、地元で細々と着ようと思ってたのに、早速Aくんにバレちゃった。





なんて言われるかな、英にはまだ早いって言われるかな。





そう思ってたけど、そんな心配、全くの不要やった。











小「俺御用達の店でコーディネートしました！ 似合ってるやろ！？」

藤「…ぉん、めっちゃオシャレな大学生って感じ、笑」

倉「…………ええやん、 英、そんなん似合うねんな、」











似合うって、単純な弟やから、もうそれだけで急に自信がつく。笑





やっぱり紫織くんもそうやけど、Aくんって俺の憧れであって、いつまでも背中を追っていたい人。





ほんまは今回の東京見物も、Aくんに会う時間ないかなってちょっと思ってた。





だから、こうやってご飯に誘ってくれたのんちゃんにはほんまにほんまに感謝で。





Aくんに新しい自分を見せられた、だから今度会うときには中身ももっと大人になって会いたいなって思ったり。











小「英は何飲む？ 大学生とかもう普通にお酒飲んでるやろ？笑」

弟「…え、………飲んでる子はおるけど、」

倉「…………小瀧、そんなん教えんのやったらつるむなって言うたよな？ 小瀧も今日は英とジンジャエールにしとけ、」

藤「…じゃあ、俺はビールで、！笑」











そこから、水炊きを4人でつついた。





めっちゃ美味しかった、相変わらずAくんは死ぬほど食べてた。笑





俺にはバレへんようにしてたけど、Aくんがお金を全部払ってくれたのも知ってる。





のんちゃんも流星くんも、俺なんかといっぱい話してくれる、ほんま変わらずいい人で。





次は、2月のコンサートに行かせてもらう予定。





その時には自信満々にこの服を着て行こうと、もうすでに心に決めてる。











_END


rq : 倉咲の兄弟エピ

ありがとうございました。

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