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episode6 ページ7
「宮野さん、わからないことがあったら言ってね。」
「うん、さんきゅ。…じゃ、早速いい?」
「うん。」
よし、気になってたことを言おう。
「あの…、さっき俺を助けてくれた茶髪の人…、何で先生の席に座ってんの?」
「ああ、浦田さんのことか。浦田さんは三年生なんだけど、担任に怒られて大目玉喰らった時はいつもここくるんだよね。もう、当たり前になっててみんな何も言わない。ま、はらセンセは怒るけど」
そ、そんな…。あんな優しい人が不良だった、なんてっ!
「わー、わかりやすい。今、不良とか思ってるでしょ?」
げっ、ばれた!
「浦田さんは勉強は置いといて」
置いといちゃうんだ…。
「授業態度もいいし、みんなにも親切だから、先生からも好評だよ」
「じゃあ、何で…」
「…きっと、甘えたいんだよ」
「甘える…?」
私が、話を更に追求しようとすると、彼は、微笑んで前を向いた。
…あ、逸らされた。
少し悲しい気持ちになったけど、仕方ないよね…?
今日、初めて会ったし。
「あ」
名前、聞いてない!
続く
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