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《red》
重「…倉咲くんっ、」
学年は一緒。
やけど、先輩やしあんまり濃くは絡んだことないから、この時はまだ、くん付けの敬語で喋ってた。
重「俺、倉咲くんの歌、好きっす、」
しかも、なんかきっしょいこと言うてもうてて。
照史も淳太も、何を言いだすんや、って目で俺を見てた。
重「個人的に倉咲くんの歌を、CDで聴きたい。 言うたらダンスも。 倉咲くんの踊ってる姿、俺、もっと見たいんすよ。」
無言で俺を見つめてた、茶色い目。
なんか、そのまま、吸い込まれそうなくらい、真っ直ぐに。
重「…だからデビュー、辞退なんか言わんといてください、」
その目が、俺がそう言ったときに、初めて静かに揺れた。
デビューに向けての、気持ちの変化。
これが決定打になったと俺は勝手に思ってる。
倉「……ありがと、いつかな。 いつかデビューするチャンス、自分でつかむよ。」
重「いや、一緒がいいです、 一緒にデビューして、生意気ですが、お互い輝かせませんか？」
倉「…それなら、神山とか藤井の方がいいって。 そっちのほうが、今までの絆もあるし、お互い…」
そして、みんなの話を聞きながら、ずっと、俺が考えてたこと。
それを、このとき、クラの言葉を遮ってまでして、初めて言うたんや。
重「…違います、」
�燹�8人でデビューするんです。��
倉「…は？」
桐「ちょ、何言いだすねん、」
重「直談判ですよ。 俺らこのままじゃ、デビューしても絶対モヤモヤが残ったままになりますって。」
予想通り、照史、淳太、クラの3人は、めっちゃ驚いたような顔で俺を見てた。
その一方で、ずっと泣きっぱなしやった、小瀧。
申し訳なかった、たった17歳で、こんな大人のいざこざに巻き込んでもうて。
中「でも、それ、直談判行って、もしデビューの話自体までなくなったらどうすんねん、」
重「そん時はそんときですよ。 俺らはまだデビューのタイミングじゃなかったってことです。」
でも、それによって、明らかに淳太の顔が曇ったのもわかった。
なんで？って思っても、理由はすぐにわかる。
今を逃したら、もうチャンスは二度とないかもしれん。
そう、思ってたんよな？
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samnos18(プロフ) - 面白くて読んでますが、私の名前がしおりで、母の名前がのりこなので若干被りすぎてて怖いです（笑）父は日本人ですが（笑） (2019年4月28日 18時) (
レス) id: 091e811d6e (このIDを非表示/違反報告)
Leina(プロフ) - わー...!ありがとうございます！倉咲くんの女の子もお目にかかれて嬉しかったです。ほんとにありがとうございました！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: 9d6ca283be (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 更新本当に楽しみにしています！リクエストさせて頂きたいんですけれど、濱田軍団との絡みをお願いしたいです！ (2018年1月30日 23時) (レス) id: 10c3ef9ac2 (このIDを非表示/違反報告)
Leina(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！リクエストよろしいでしょうか？よろしければモンキー7の罰ゲームを男役を主人公、女役を小瀧くんで見たいです！ (2018年1月30日 22時) (レス) id: 9d6ca283be (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - リクエスト失礼します。浜中文一くんとの絡みが見たいです。陰ながら応援しております。更新頑張ってください。 (2018年1月28日 22時) (レス) id: adcbb3eecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2018年1月26日 0時
