病弱sxpxさん中編or短編集 2 【sxpx】【体調不良】【bl】

リクエスト　【桃黄】　黄風邪 ページ27

さとみ視点



ども、さとみです。
彼女が風邪を引きました。

寝顔が最強に可愛いです、はい。←




る「んん……さとみく、」

さ「るぅと。目ぇ覚めた？」


真っ赤な顔で目を細めている彼。

辛そ……


さ「なんか持ってくるな。」




そう言って立ち上がった時。



ぎゅ



さ「…え？」


服を掴まれて振り返ると、むすっとしたるぅとが控えめに俺の服を握っていた。




る「ねぇさとみく、行っちゃやだです」ﾑｽｯ



うわあああああああああああ！！←


いつもあんなにトゲトケしてるるぅとがちょっと涙目で……

はい最強。←



俺はゆっくりとしゃがんでるぅとと目線を合わせる。



さ「どしたの。寂し？」


る「寂しいし…辛いから一人いや」

　「さとみくんといると辛くても幸せ」ﾆｺｫ



ふわりと笑うるぅと。




ぎゅうっ


俺はるぅとを抱きしめ、赤くなった顔を隠した。









る「ごほっごほっ……」

さ「…るぅと、寝ないと…」



る「いや。さっき寝てたらやな夢みたの。」



さ「どんな？」

る「さとみくんが居なくなっちゃう夢。すとぷりからも、この僕らだけの家からも。」


さ「そっか。」



ぎゅっ



俺はもう一度るぅとを抱きしめた。



さ「俺は居なくならないから。大丈夫。だから今は自分の体調よくしよ。」


る「うんっ」ﾆｺｯ




俺はゆっくりるぅとから離れ、るぅとをベッドに寝かせた。




すると、るぅとがベッドの右側に寄り始めた。



さ「るぅと？」


る「さとみくん、一緒寝てくださいっ」


え待って可愛いんだけど。




俺が口を押さえて硬直していると…








る「だめ？」うるうる


さとみのHPは0になりました。ありがとうございましたー。←



さ「だめなわけないじゃんっ」





る「んふふっ」


無邪気に笑う彼をぎゅっと抱きしめてベッドに入る。




さ「おやすみ、甘えたるぅと。」




*******
後日



る「おいさとみ。」


さ「は、はい何でしょうかー？」



る「なんですかこの音源は。」



る『さとみくんといると辛くても幸せ』


る『ねえさとみく、行っちゃやだです』




さ「えー……そちらるぅとさんが言ってらしたお言葉を録音した音源でございますが…」←

　「記憶にありませんでしょうか？」←



る「さとみくん嫌い。」


さ「なんでええええええええ？！？！」




ちゃんちゃん☆←

リクエスト　【桃黄？】　桃風邪→←続き(終わり)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す