捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ29)

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空を見上げると、雪を降らせるための

真っ白な雲をも覆い尽くすような量の天使が。

とてもたくさん、天使たちがいる。

ﾍﾞﾘｱﾝ｢ふむ、知能天使に姿はありませんね｣

ﾊｳﾚｽ｢それでは、事前の打ち合わせ通り、
陣形を組みましょう。
ベリアンさんは主様の横にいてください。
偵察部隊に方々は、主様を囲んで
中央に寄ってください!｣

ﾊｳﾚｽ｢ベリアンさん以外の執事、
シルバーさん、セベクさんは、
その周囲を囲んでください!｣

わたしはベリアンの隣に立ち、

みんなが武器を手に取って天使たちを睨むのを見る。

その間、わたしは書を開いて

悪魔の力を解放する準備をし、力を解放する。

一応持ってきた、背中に備えてあるレイピア。

フルーレに鍛えてもらったんだっけ。

少しでも、役に立つことができれば……………

ﾙｶｽ｢もしかして、わたしたちに体力を削るには狙いかな?｣

ﾐﾔｼﾞ｢幾らでもかかってくればいい。
俺はまだまだ余裕だ｣

ﾙｶｽ｢相変わらず、その姿になったミヤジは強気だね｣

ﾐﾔｼﾞ｢五月蝿いぞ、ルカス。
任務以外のことで俺に話しかけるな。
斬るぞ｣

ﾙｶｽ｢口数は増えるけど……………
わたしへの敵対心も露骨になるね｣