捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ23)

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通された部屋は、珍しいもので溢れていた。

魔術道具らしきものが乱雑に置かれている。

それは、いかにも魔女って感じのもので。

そして、その中に見覚えのあるものを見つけた。

黒い翼を持ち、泣きながら祈る男の絵画だ。

『これ、屋敷にもある絵画……………』

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢さぁ、こちらのスープをどうぞ。
冷えた身体を温めてください｣

『ありがとうございます』

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢さて、聞くところによると、
天使たちに変化があったらしいですね｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢はい、そのことですが…｣

ベリアンは知能天使についてエルヴィラに説明した。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢なるほど、なるほど…。
それは厄介なものになりましたね。
詳しい情報をありがとうございます。
このことはわたしたちの村にも報告いたします｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢よろしくお願いします｣

そう言うと、エルヴィラは羊皮紙を机に広げた。

それには、わたしには意味不明な言語や図形が描かれていた。

その上に、大小様々な色の水晶、烏(カラス)の羽や小動物の骨、

白色の砂を、無造作に置く。

『(う、占いかな……………?)』

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢ふむ、これは悲しいですね……………。
残念ですが、また、死人が沢山出るようです｣

『し、死人が、沢山……………!?』