捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ22)

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ﾑｰ｢あの、僕のは?｣

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢あなたは猫なので、大丈夫です
真に怖いのは人間ですから｣

ﾑｰ｢そ、そうですか……………。
白い衣装、ちょっと着てみたかったですね｣

ｼﾙﾊﾞｰ｢第一、ムーに合う服はそんなに見当たらないだろう｣

ﾑｰ｢そ、それもそうですね……………(汗)｣

ムーがこの衣装を着るの、確かに似合うかもしれないけど、

多分もっふもふして気持ちいいんだろうなと想像。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢それでは、関所の村、アグノームへようこそ。
悪魔執事とその主…。あなた方を歓迎します｣

『はい、よろしくお願いいたします、エルヴィラさん』

村へと踏み入ると、そこは真っ白い雪が薄く積もっていた。

わたしは魔女というものもあり、

箒を乗りこなしたりしてるのかと思っていたけど、

わたしたち一般人と似たような生活をしている。

それはラトも同じようなことを思ってたらしく、

そうぽつりと呟く。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢わたしたちは魔術を敬い、慎重に扱っています。
気軽に使うものではありません｣

ﾎﾞｽｷ｢へぇ、そうなのか…｣

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢さて、突然で申し訳ありませんけど、
ベリアンとその主は一緒に来てくれませんか?
一緒に話をして欲しいのです｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢わかりました。よろしいですか、主様?｣

『うん、わかった』

ｾﾍﾞｸ｢待て、僕たちは何をすればいいのか?｣

『セベクたちも、みんなと待っててて』

わたしはベリアンと一緒に、エルヴィラさんの部屋へと向かった。