捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ21)

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偵察隊隊長｢わたしたち偵察隊は、
街の外で待機させてもらう。
魔女族は謎の多い一族だ。
何をされるかわからないからな｣

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢なるほど、そうですか。
どうぞ、ご自由に｣

『寒さで凍えればいいのに……………(ﾎﾞｿｯ』

バレずに毒を吐いたわたしたちは、エルヴィラさんについていく。

人を信用せずにわがままに行動する人間が

この世で最も信用されない輪へと入っていくんだから。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢おっと、その前に……………｣

と、エルヴィラさんが持ってきたのは、白くて薄そうな服。

頭にはヴェールのようなローブがあり、

胸元が少しだけ空いている服。

金色は黄色を基準とした模様が施されており、

薄着のようなのに不思議と寒くない。

まさかのわたしの分も用意されている……………

こう言う服、一度は着てみたかったんだよね!!

ｾﾍﾞｸ｢なんだこの服は、とても動きにくい……………｣

ｼﾙﾊﾞｰ｢しかし、先ほどフルーレに作ってもらった服と同じような暖かさ。
薄い生地でできているのだろうが、いったいどのような繊維なのだろう｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢この白い衣装は、わたしたちが
ゲストであることを示す服です。
魔女族は警戒心の強い一族。
入ることを許されたゲストは、
この服を着ることで安全を証明するのです｣

ほぇ〜……………