捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ20)

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すぐ後に、ベリアンから指示を受けた。

古の塔は、今わたしたちがいるここから

さらに北方の雪山の麓にある。

そして、ここから先は魔女族の領地。

入るには魔女族の許可が必要。

でも、今回はエルヴィラさんに許可をもらってたらしい。

魔女族のことは、以前にナックから聴いたことがあった。

北の大地で小さな街をつくり暮らしていて、

その街には女性しかいないと言われているらしい。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢ここはわたしたちの土地へ続く場所です。
それにしても……………｣

と、急にエルヴィラさんがこちらに歩み寄った。

わたしは驚いたけど、できるだけ表情を変えないように頑張った。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢執事の悪魔化を止めたと聞きましたけど、
本当に…あなたがやったのですか……………?｣

『え、えと、あの、多分そうで、す…』

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢少し手を見せてください｣

エルヴィラさんはわたしの手を見つめている。

こうして手のひらとかで占う人を見たことがあった。

それの類かなとか考えてしまう。

ｴﾙｳﾞｨﾗ｢ふむ…なるほど…なるほど…
さて、長旅疲れたでしょう。
ここで休憩して行ってください｣

まるでさっきの占い(?)はなかったかのような反応。

占いとかの結果を教えないみたいなのが魔女族の一般的作用?