捻れた世界の悪魔執事 Ⅳ (ページ14)

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ﾍﾞﾘｱﾝ｢さて、今回の目的は、知能天使の調査です。
そこで皆さんに二つ守って欲しいことがあります｣

一つ目深追いしないこと。

相手の能力が全くわかっていないので、

無理に攻撃すると重傷を負い、

最悪の場合死んでしまう可能性がある。

だから、極力無理な攻撃は控えるとのこと。

ベリアンが『撤退』といえば、

大人しく攻撃をやめ、撤退すること。

もう一つは、知能天使を討伐してはいけないこと。

ﾗﾄ｢討伐してはいけない?｣

ｾﾍﾞｸ｢なぜだ? 知能天使は、天使の中でも
最も放っておくことが危険な存在だろう｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢えぇ、確かにそうです。
知能天使は脅威であると同時に、人類にとっての希望でもあります。
天使はこれまで謎に包まれていましたが、
会話ができる彼なら色々と情報が聞き出せるかもしれません｣

ﾗﾄ｢ふむ……………｣

ｾﾍﾞｸ｢なるほど。こればかりは運に任せるしかないが、了承しておこう｣

ﾍﾞﾘｱﾝ｢ちなみに、羽の破壊は大丈夫です。
とにかく、知能天使が話ができる状態なら大丈夫です｣

羽を切っても再生するとかだったらやばいな、なんて妄想をする。

でも、やってみてもないのにそんなわからない可能性に賭けててもダメだ。

とにかく、できることをやり尽くさなきゃ。