【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う7 (ページ4)

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第2話【知能天使との遭遇】ページ4

？「おやおや。もう全部、倒されちゃったの？」
「えっ？」
ﾑｰ「うわ…！誰ですか！？」

白く輝く…浮く人物…？

ﾎﾞｽｷ「なんだてめぇ！」
？「初対面の相手にそういう口の聞き方はいかがなものかな…。育ちを疑っちゃうね、全く。」
ﾊｳﾚｽ「こいつ、空を飛んでいるぞ。」

ﾌｪﾈｽ「しかも、この光は…。」
「まさか…天使…？」
ｱﾓﾝ「こいつが天使…！？いやいや、天使があんな風に喋るわけないじゃないっすか！」

ﾛﾉ「そうだぜ、こんな天使見たことねぇ！」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「だとしたら、こいつは一体…。」
ﾉｰｳﾞｧ「新種の天使か？」

？「なになに？皆、驚いた顔して…珍しいものでもみた？」
ﾍﾞﾘｱﾝ「あ、あなたは…。一体何者なのですか？」

？「私…？それはどう見ても…。」

謎の人物は少し溜め、こう言う。

天使？「『天使』でしょ。」

その言葉を聞いた時、驚きよりも焦りが生じた。
知能があって…他とは違う姿の天使…？

ｱﾓﾝ「は、はぁ…？天使って言ったっすか？この人…。」
ﾌｪﾈｽ「そう…聞こえたけど…。」
ﾎﾞｽｷ「ふざけているのか？こいつ…。」
ｳﾞｪﾙｽ「天使は喋らないし、姿も統一されている。こいつはなんなんだ…。」

天使？「へぇ〜…。この腕、義手のようだね。別に筋骨隆々でもないのに…。天使を倒すなんて…。凄いなぁ〜。」
ﾎﾞｽｷ「こ、こいつ…！いつの間に俺の横に…。」
天使？「ちょっと良く腕を見せてもらってもいいかな？」
ﾎﾞｽｷ「チッ…！勝手に触ってんじゃねぇ！」

天使？「もぉ…。短気だね、君は…。」
ﾎﾞｽｷ「あぁ？誰が短気だと？」
ﾍﾞﾘｱﾝ「皆さん、警戒してください。この方…只者じゃありません。」
ﾊｳﾚｽ「そうですね。さっきの移動も見えないぐらいの速さでした。」

ｽﾋﾟｶ「お嬢様…？」
「……。」

ﾊｳﾚｽ「全員…武器を構えろ。」
ﾅｯｸ「かしこまりました。」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「あぁ…。」
ﾛﾉ「了解…。」
ﾍﾞﾙ「えぇ。」
ｳﾞｪﾙｽ「承知した…。」
ﾐﾔﾋﾞ「はい…。」
ﾘﾝﾀﾞ「…。」

天使？「へぇ〜。統率もちゃんと取れてるんだね。リーダーの命令に従って動くのか…。そして…あなたが…。この執事達を束ねる主だね…。」

天使と名乗る男は、私の近くまできた。