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「私の…誕生日?」
ノーヴァ「せいか〜い!」


すると、周りは驚いた表情をする。


ベル「主様…アンタ明日誕生日なの!?」
「うん、双子の弟もね。」


忘れてた。


ノーヴァ「日頃の感謝。…開けてよ。」
「うん…。」


私は言葉に甘えて箱を開ける。


1つ目の箱には、紫色の三日月の形のイヤリング。
もう1つの箱には、黄色いペンダント。


ペンダントはよく見てみると、真ん中に薔薇と天使の翼が描かれている。


ノーヴァ「イヤリングはスピカから。ペンダントはオレから。…明日は遠征だから、今日オレが代表で渡すことになったの。」
「そうなの…ありがとう。」


…ジェーナのことを祝いたかったな。


フェネス「ネ、ネックレスとペンダント!?」
ベル「ノーヴァもスピカも大胆ね。」
ノーヴァ「そーでしょ。多分スピカは知らないけどね、意味。」


「何の話をしてるの?」
ノーヴァ「別に〜。…楽しそうだからオレも仲間に入れて!!」
ラムリ「ノヴァさんもやろう!!」



…そのあとはしばらく、皆で談笑をした。

執事達は本当に優しい…。

安心した私はそのあと眠りにつくことができた。

そして…次の日。遠征へと出かけたのであった。





***

《not視点》



碧「……。」
紅羽「……。」

セレナ「……。」
ステラ(父)「……。」

シェイア「A〜…。」
ブラン「明日…帰ってくるのか?」




不安になる家族一同であった。
(多分というか絶対帰ってこない。)





_ _ _






ピアス…『いつも自分の存在を感じてほしい』『永遠』『独占』


ネックレス…『ずっと一緒にいたい』『永遠』『あなたのことを心から想っている』『あなたは私だけのもの』




スピカくんは絶対に意味なんて知らない。
でも、心のどこかでは独占欲がありそう…。

ノーヴァは意味を完全に理解した上でプレゼントしてる。そのくらい想っている…と思う。

第12話【星降る夜空】→←*



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作者名:月夜 | 作成日時:2024年2月3日 18時

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