【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う7 (ページ3)

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ﾌｨﾝﾚｲ「みなさん冷静に。今はサルディス家との全面戦争は避けるべきだ。サルディス家の軍隊と戦うとなると…。私達の軍隊では歯が立たない。こちらには悪魔執事がいるからこそ…。彼らは表立って私達に手を出せないだけだ。」

貴族「ぐっ…それはそうだが…。」

ﾙｶｽ「発言よろしいでしょうか？フィンレイ様。」
ﾌｨﾝﾚｲ「ルカス…許可する。」

ﾙｶｽ「サルディス家は自らの手は汚さずに…。黒蛇の団という傭兵団を使っていました。ですので…。問題として追求したところで…。黒蛇の団の責任として処理するか…。部下の勝手な行動で片付けられてしまうのが関の山かと。」

ﾌｨﾝﾚｲ「フッ…私もそう思うよ。サルディス家は抜かりがないからね。

さて…。この問題についてはこれくらいにしておこうか。今日のメインの議題はサルディス家についてじゃない。そうだよね？ハウレスくん？」

ﾊｳﾚｽ「はい…。実はその後…。天使の集団に襲われました。その天使達は問題なく討伐したのですが…。突然、空から謎の男が現れたのです。」
ﾌｨﾝﾚｲ「空から男が現れた…その男は飛んでいたってこと？」

ﾊｳﾚｽ「はい…。飛んでいました。その男は天使の羽を持ち…体から光を放っていました。そしてその男は言いました。『私は天使だ』と…。」
ﾌｨﾝﾚｲ「なるほどね…。」

ﾊｳﾚｽ「突然のことに困惑した私達ですが…。すぐにその謎の男を捕まえようとしたのです。」

……。