【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う4 (ページ45)

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話を要約すると……。

ユーハンさんは行方不明になった仲間を救出するために、サルディス家から来たらしい。

何より、ユーハンさんは塔の探索へと向かった舞台の足取りを知っているとのこと。

ユーハンさんと一緒に行けば、すぐに部隊を追い、そして探し出すことができるという。

そんなこともあり、私たちはユーハンさんと同行することになる。

…でも、やっぱりみんなサルディス家と行動することに不満を感じている様子。

ﾕｰﾊﾝ「主からも、皆に説得して下さいませんか？」
「私？」

突然言われても…。

ﾎﾞｽｷ「おい、お前。それ以上、主様に近づくんじゃねぇ。隙を見て、お前が主様を襲う可能性も0じゃない。」
「襲うって…。」

ﾍﾞﾘｱﾝ「主様は悪魔執事の力を解放できる『唯一の存在』…悪魔執事が天使を倒せるのは…全て主様のおかげなのです。つまり…地位を取り戻したいサルディス家からしたら…主様の存在が1番邪魔であるということです。」

ﾉｰｳﾞｧ「それでも、お嬢を殺したら…また数多の命が消え去る。それに今は、天使に不可解なことばっかり起きているからそう簡単にはいかないとは思うが…。」
「それでも、私を狙う可能性は充分にはある… 。」

ﾕｰﾊﾝ「その点については、心配ありません。私は皆さんの主を襲おうなんて考えていませんよ。私の敵は、あなたたちではなく『天使』。天使を倒す力を与える主を消す必要がどこにありましょうか。」
ｱﾓﾝ「…ふーん。綺麗事ばっかで、なんか信用ならねぇっすけどね。」

ﾕｰﾊﾝ「それに…。」

すると、ユーハンさんはノーヴァを見る。

ﾉｰｳﾞｧ「オレ？」
ﾕｰﾊﾝ「強き者を気絶させることができるほどの力がある人物に奇襲をしかけると思いますか？」

ﾉｰｳﾞｧ「？……あ、……www」
「ノーヴァ？」

ﾎﾞｽｷ「急に笑い出してどうしたんだ、オマエ。」
ﾉｰｳﾞｧ「さっきw…キッチンで、オレwお嬢に右ストレート決められてwそれで奇襲されても大丈夫だってユーハンが言って…あはははWWW」
「……。」

コイツ…。

ﾉｰｳﾞｧ「ごめ、ごめんごめん！！そんな！！拳をオレに向けないで！！」
「黙ろうか。」
ﾉｰｳﾞｧ「すんません！！」