第6話【東からの客人】 ページ42
ロノ「さて!仕込みも後少しで終わりだ!」
フルーレ「はぁ…パン生地のこねすぎで、手に力が入らない…。」
ロノ「ありがとうな、フルーレ。お前のおかげで助かったぜ。」
フルーレ「約束のケーキは忘れてないよね?」
ロノ「当たり前だろ?あとで、とびき美味いの作ってやるよ。」
2人とも、洗い物が大変だろうな…。
「やっぱり洗い物だけでも手伝おうか?」
ロノ「いやいや、主様に洗い物なんてさせるわけにはいかないですよ!そこに座っててください!」
フルーレ「ムー、キミは少し手伝ってよ。忙しくて猫の手も借りたいぐらいなんだから。」
ムー「は、はい!わかりました!」
?「もぐ…もぐ…いや〜、それにしても本当に美味しい!」
「えっ?」
?「ただ、個人的にはもう少し辛みが欲しいところだけど…。」
ノーヴァ「Huh?」
ロノ「辛みが足りない?ん〜、それならもう少し胡椒か唐辛子を…ってあんた誰だ!?」
よかった…ロノが普通に会話してたから私がおかしくなったのかと思った…。
?「もぐ…もぐ…ん〜!こっちの煮込み料理は味が染みていて美味しいね。」
フルーレ「この人、確か舞踏会にいたサルディス家の人じゃない?」
スピカたちと舞踏会の買い出しをしていた時にもいた人だ。
ロノ「サルディス家の人間が、ここで何やってんだ?」
ノーヴァ「料理をうまそーに食ってる。」
ロノ「いや、それはわかりますよ…つーか、いつの間に屋敷に忍びこんだんだよ!!」
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作者名:月夜 | 作成日時:2023年12月9日 22時