【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う4 (ページ38)

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ﾑｰ「フルーレさんは、ケーキを渡せば何してもくれるんですか？」
ﾉｰｳﾞｧ「んな利用価値しかないことあるわけないじゃ〜ん。」

ﾌﾙｰﾚ「勘違いしてほしくないから言うけど…俺はそんな都合のいい人間じゃないから。あと、ノーヴァさんしれっとやばいこと言ってませんでした？」

確かにノーヴァの発言はちょっと…。

ﾌﾙｰﾚ「……今日はただ…時間を潰したかったというか…部屋に帰れないから…仕方なくだよ。」
「部屋に帰れない…？」
ﾛﾉ「部屋に帰れないって…もしかしてアレか？」
ﾌﾙｰﾚ「うん…。」
ﾉｰｳﾞｧ「What is that?」

ﾌﾙｰﾚ「え、えっと…それは…。」
ﾑｰ「何か言いにくいことがありそうですね。」
ﾌﾙｰﾚ「別にそういうことじゃないけど…さすがに主様には言った方がいいですよね。」

“アレ”ってなんだろう…。

ﾌﾙｰﾚ「主様に余計な心配かけないようにと今まで黙っていたんですが…。」
「心配をかけないように？何かまずいことでもあるの？」

ﾌﾙｰﾚ「実は最近、ラトの調子が悪くって…。」
ﾑｰ「そういえば今日は屋敷でも見かけませんでしたね。」
ﾌﾙｰﾚ「ミヤジ先生がラトを地下の部屋に閉じ込めているからね。」

「えっ？」
ﾉｰｳﾞｧ「おいおい…それって大丈夫なの？」
ﾑｰ「何故そんなことを？」

ﾌﾙｰﾚ「今、ラトに不用意に近づくと殺されちゃうんだ…。」

「ころ…！？」
ﾉｰｳﾞｧ「うぇ…。」