【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う4 (ページ3)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:1,730 hit

第25話【執事の協力】ページ3

ﾙｶｽ「うむ…少し様子が変だ…。」
「えっ？」
ﾑｰ「何がでしょうか？」

ﾙｶｽ「こんなにもたくさんの天使が襲ってくるなんて初めてだ。」
ﾌﾙｰﾚ「いつもなら襲ってくるのは1体だけなのに…。」

ﾑｰ「つまり、天使たちが異常な行動をとっているってことですか？」
「そうなるね…それに、特定の人物の墓を掘ったり人に襲いかからないって…なんていうか、知能があるっていうか…そう仕組まれた個体みたい…。」

もしかして、前にノーヴァが言っていたように天使より上の存在や知能を持つ天使がいるのか…？

天使「死になさい。命のために。」
ﾑｰ「また出てきました！」
ﾊｳﾚｽ「このままじゃ埒が開かない。ここは3人で協力して…。」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「俺ひとりで十分だ…。」

バスティンは1人で天使の元へ行ってしまう。
それほどまでに協力したくないのか…。

ﾊｳﾚｽ「バスティン！」
ﾛﾉ「あいつ、また勝手に…。」
ﾊｳﾚｽ「仕方ない、俺らもいくぞ。」
ﾛﾉ「あぁ！」

ハウレスとロノがバスティンの元へと走っていく。

ﾊﾞｽﾃｨﾝ「はぁはぁ…もう数十体は倒したはずだが…まだ来るか…。」
天使「死になさい。命のために。」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「くっ…次から次へと…。」

バスティンの周りに大量の天使がぞろぞろと現れる。
もうバスティンは疲れきっている…だからあの量相手は1人では無理だ。

ﾊﾞｽﾃｨﾝ「…ッ！囲まれた…！」

もうダメ…と思っていたけど、間一髪でロノが天使を斬り付ける。

ﾛﾉ「オラオラオラオラァ！」

天使「し、死に…な…さ…」

天使は消えていく。

ﾛﾉ「な〜にが『俺ひとりで十分だ』だよ。そんなデカい剣振り回して、隙だらけじゃねぇか！」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「余計な真似を…。」
ﾛﾉ「それが助けてもらった相手にいう台詞か？」
ﾊﾞｽﾃｨﾝ「うるさい…。」