第5話【無駄なあがき】 ページ16
ベリアン「ところで…ルカスさんはどちらにいらっしゃいますか?」
そういえば…誰かいないと思ったら。
ナック「ルカスさんはグロバナー家と話し合いがあると言って、本邸に行かれました。」
スピカ「そしてルカスさんの代わりに私が手伝っています。」
ベリアン「なるほど…それで、あなたたち2人とスピカくんだけなのですね。」
スピカ「残念ながらそうなんです。」
「…さりげなく言ったね。」
ラムリ「そういえば…『ローズくん』も手伝ってくれるはずだったんですけどまだ来てないんですよね〜。」
スピカ「ローズくん?」
「…多分、アモンだと思う。」
アモンは花が好きって言っていたし、庭の薔薇もアモンが管理してるって書いてあったから…多分。
ラムリ「はい!ローズくんはアモンくんのことです!彼は薔薇が大好きでしょう?」
ムー「なるほど!ピッタリなあだ名ですね!」
ベリアン「それにしても、アモンくんが予定に遅刻するなんて珍しいですね。」
ラムリ「そうですよね〜。ローズくん面倒見もいいし、なんだかんだでしっかりしてるもん。」
スピカ「誰かさんとは違うってわけですね。」
ノーヴァ「オイコラッ!バッチリ聞こえてるぞ!」
スピカ「うるさいですよ、叫ばないでください。」
全く…すぐに煽るスピカと地獄耳のノーヴァのコンビはそろそろ呆れてくる。
アモン「はぁはぁ…!ご、ごめん!遅れたっす!」
スピカ「あ、アモンさん。」
ナック「おや?噂をすれば影がさすとは本当のようですね。」
ラムリ「衣装も似合ってるね〜!流石ローズくん。」
よかった…ただ遅れただけか。
って…あれ?アモンと一緒に来てるのは…。
ボスキ「よぉ。」
ベリアン「おや?ボスキくんもいらっしゃったんですね。」
アモン「ったく、ボスキさんはマイペースすぎるんすよ。勝手に歩き回るし、すぐ面倒くさがって休もうとするし…そうこうしている内に、約束の時間に遅れてしまったっす…。」
スピカ「…ノーヴァみたいですね。」
「…否定しようがない。」
ノーヴァ「お嬢まで!酷い!」
「その割には満面の笑みだけど…。」
ノーヴァ「悲し笑いだ!」
スピカ「はっ?んなこと言ってる暇あったら働けや。」
ノーヴァ「怖っ…。」
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作者名:月夜 | 作成日時:2023年12月9日 22時