第4話【売れない饅頭】 ページ14
ラムリ「だ・か・ら!こんなダサくてキモいの売れないって言ったんだよ!」
ナック「な、なにを今さらそんなことを…!最後はラムリだって賛成してたじゃないですか!」
スピカ「お、落ち着いてください。2人とも!」
ムー「何か揉めてますね…。」
ベリアン「ラムリくん、ナックくん。それにスピカくん。何があったんですか?」
スピカ「あっ、ベリアンさん。お嬢様も!」
ナック「申し訳ありません。これはお恥ずかしいところをお見せしてしまいました。」
ラムリ「あっ!主様〜!主様も感謝祭に来てたんですね!」
「…なんで2人は揉めててスピカが止めてるの…?」
そういえばこの2人も仲はあまり良くないんだっけ…。
ラムリ「そうなんですよ〜。聞いてくださいよ主様〜。
ナックが売ろうって言い始めたこの変な『お饅頭』が全然売れないんですよ〜。
お饅頭の表面にゴエティア様の焼き印って…センスやばいと思いません?」
「…正直、食欲は失せるかも。」
なんていうか…食べちゃっていいのかっていう謎な考えになっちゃうな…。
ナック「そ、そんな…主様まで…。」
スピカ「正直、私もそう思います…。」
ナック「スピカさんまで…!」
ベリアン「お饅頭といえば、サルディス家が治める東の大地の伝統的なお菓子ですよね?」
ナック「はい。先日の死神調査のお土産でルカスさんがお饅頭を買ってきてくださったんですが…。そのお饅頭があまりに美味しかったので…きっと感謝祭で出せば売れると思いましてね。」
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作者名:月夜 | 作成日時:2023年12月9日 22時