【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ8)

今日:22 hit、昨日:16 hit、合計:2,918 hit

第13話【襲来】ページ8

A「おい！お前ら！こいつもやっちまえ！」

ｱﾓﾝ「や、やめるっす！オレにはどんだけ手を出してもいい！主様にだけは…絶対に手を出すな！」

A「うるせぇ！やっちまえ！」
B「あぁ！」

「みんな…勝手に決めつける…。

“あの子が天使の末裔なのが悪かったの…？”」

殴られる…そう思った時、不思議なことが起きる。それは、私の周りが光で包まれている。

A「な、なんだこれは！？」

ｽﾋﾟｶ「…こ、れは、…弟、様、と…あの…方の、加、護…？」

何が起こっているのか理解できない。
そういえば、昔にジェーナが何かしていたような…。

そんなことを考えていると、爆発する音が聞こえる。

A「な、なんだ！今の爆発音は！」
？「うわーっ！に、逃げろ！」
A「なんだ？外が騒がしいな…。」
？「逃げろ！天使だ！天使が現れたぞ！」
A「何！？天使だと！？」

C「おいおい、やばいぞ…。早く逃げないと、天使に殺されちまう…。」
D「だ、だけど…やっと悪魔執事をさらったんだ。このまま生かして帰すわけには…。」

また、爆発する音が聞こえる。
それは…部屋の壁を破壊する音だ。

天使「……」
A「ヒィィ！て、天使だ！」
B「や、やばい！け、消される…！」

ｱﾓﾝ「さ、下がってください…。主様…。」
「アモン、無理しないで！」

今のこのボロボロな姿で戦ったら…。

ｱﾓﾝ「オレに…任せてください…。主様は…オレが…守ります…。オレが魔導服で戦います…。だから、早く力の解放を…。」
「でも…。」

この状態で、魔導服の力を解放しても、きっと勝率は低い。

ｱﾓﾝ「グッ」

アモンは倒れ込んでしまう。
無理もない、あんなに殴られてしまったんだ。
何故、私は見てるだけで止められなかったんだ。
これでは、街の人々と同じだ。

ﾑｰ「アモンさん！大丈夫ですか！」
A「お、おい！悪魔執事！しっかりしろ！こんな時のお前たちだろうが！さっさと天使を倒せ！」

「なんて身勝手な…あなたたちのせいでこうなったのに…」

やはり、人間なんて嫌いだ。

天使「…」

天使は動き出す。

C「うわっ！こっちに来た！く、来るな！」
天使「…」

C「ぐあああ…。」
男は、天使に消されてしまった。