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ボスキ「あちっ…!手がズレて…ハーブティーが足に…!」
「大丈夫そ?」
ボスキ「ったく、使えねぇ手だな…。」
「冷やすもん持ってくるか?」
ボスキ「少し熱かっただけだから大丈夫だ…。」
オレはふとこう言う。
「その右手さ…義手だよな?大変そうだな…風呂とか。」
ボスキ「まぁ…。義手にもだいぶ慣れたけどな…。」
「…その右手と右目の怪我はどうしたんだ?」
ボスキ「あぁ…これか…。これは昔ハウレスと…。」
ボスキの話を聞こうとしたら、お嬢たちの声が聞こえてきた。それに結構時間も経っている。
ボスキ「おっと…。もうこんな時間か…。この話の続きは、また今度な。」
「あぁ…わかった。」
ボスキ「お前はこれからどうする?」
「オレはお嬢に休むように行ってくる…なぁボスキ…いつかオレの話も聞いてくれよ。
オレの命の恩人や、お嬢との出会い…坊ちゃんについて。」
ボスキ「あぁ…その時が来たら、聞いてやるよ。」
オレはそれだけを残して、ボスキの部屋を出ていく。屋敷に帰ってくる前と比べたら、なんだか体が軽くなった。
***
……。
…こ…こは…?
…夢?
目の間には、暗闇しかない。
『Aよ…。』
…誰かが…私を呼んでいる…?
『いつの日か…また再会を果たそう…。』
この声…どうしてアナタが…。
『さぁ…目覚めの時が来た…サヨナラだ。』
…待って…!
…行かない…で…。
「…お祖父…様…。」
***
続編へ続きます。
よければ見てください。
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作者名:神宮寺 | 作成日時:2023年11月9日 17時