【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ36)

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第25話【執事のフォロー】ページ36

貴族「次、もし無礼を働いてみろ。ただじゃおかないからな。」

貴族は歩いていく…。

ﾉｰｳﾞｧ「ベーッ」

…ノーヴァが舌を出して、ベーとしている…。

「ノーヴァ…」
ﾉｰｳﾞｧ「…は〜い。」

ﾑｰ「な、なんとか丸く治りましたね。」
ﾙｶｽ「ありがとう…ハウレスくん。助かったよ。」
ﾊｳﾚｽ「いえいえ、若い執事の監視も俺の仕事ですから。」
ﾗﾑﾘ「ったくあいつ…。今度、主様とルカス様に暴言を吐いたら、マジでやっちゃおうかな〜。」
ﾊｳﾚｽ「少しは反省しろ、ラムリ。ここでのいざこざはすぐに貴族間の問題になってしまうんだぞ？」
ﾗﾑﾘ「それは、そうかもだけど〜。」
ﾊｳﾚｽ「それに、ここで俺たちが迷惑をかけると主様にも迷惑がかかる。主様に迷惑をかけるのはお前も嫌だろ？」
ﾗﾑﾘ「それは…。」

ﾌｪﾈｽ「ナイスフォローだったよ、ハウレス。」
ﾊｳﾚｽ「フェネス、良いところに来てくれた。さっきの貴族の方に…。」
ﾌｪﾈｽ「わかってる。ちゃんと後でもう一度お詫びをしてくるよ。」
ﾊｳﾚｽ「すまないな。お前が居てくれて助かる。」
ﾌｪﾈｽ「ハウレスもお疲れ様。」

ﾊｳﾚｽ「ロノもバスティンもラムリも…。全く…まともなやつはいないのか？

これでラトまで来たら…。」

ﾌｪﾈｽ「大変どころの騒ぎじゃないね。」
ﾊｳﾚｽ「想像するだけで恐ろしい。」
ﾑｰ「ラトさん？確か地下の部屋所属の執事のさんですよね？」
ﾊｳﾚｽ「あぁ…ラトは強い上に、何をしでかすか予想できないんだ。主様もラトに近づかないようにお気をつけてくださいね。」
「…うん。」

ﾌｪﾈｽ「それにしてもハウレス。舞踏会が始まる前からずっと動きっぱなしじゃないの？」
ﾊｳﾚｽ「まぁ、そうだな…。」
ﾌｪﾈｽ「少し休憩してきたらどう？このままだと、舞踏会の最後まで持たないよ？」
ﾊｳﾚｽ「それもそうだな。それじゃあ、主様を頼んだぞ、フェネス。」
ﾌｪﾈｽ「あぁ…。任せて。」
ﾊｳﾚｽ「では、主様。少し失礼いたします。」

ハウレスは、歩いって行った。

しばらくして…。

ふと会場の壁を見ると、そこには大きな絵が飾られていた。

ﾑｰ「すごく古い絵ですね。空にいるのは天使でしょうか？

それに、大地には天使と戦う大勢の人がいますね。」

「この絵、結構古いね。」
ﾌｪﾈｽ「この絵は今から数千年前に描かれたと言われています。