【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ35)

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貴族「うわっ！なんだ！」
ﾗﾑﾘ「すいませーん。うっかりステーキ用のナイフを落としてしまいました〜。」

貴族「お、お前！危ないじゃないか！もう少しでワシの足に刺さるところだったぞ！」
ﾗﾑﾘ「本当ですね〜。もう少し右だったら刺さってたのに〜。マジで残念っすね〜。」

ﾙｶｽ「ラ、ラムリくん…。」
ﾉｰｳﾞｧ「…w」

ﾗﾑﾘ「おっさん。あんた何ルカス様に頭下げさせてんすか？それにボクの主様に怪我させたとかマジで許せないんだけど…。」
貴族「お前！ワシがサルディス家の人間と知っての無礼か！」
ﾗﾑﾘ「はぁ？アンタになんて1mmも興味ないんだけど。」

すると、ラムリの頭に拳が…。

ﾗﾑﾘ「痛っ！」
ﾊｳﾚｽ「申し訳ありません。サルディス家の貴族様、ラムリがとんだご無礼を…。」
ﾗﾑﾘ「ハ、ハウさん…！」
ﾊｳﾚｽ「大変申し訳ありません。この執事は精神的に未熟でして…。」
ﾗﾑﾘ「はぁ…？ボクが精神的に未熟…！？」
貴族「いくら未熟だろうがこんな無礼許されるはずないだろう！」

ﾊｳﾚｽ「それは、貴族様のおっしゃる通りでございます。

大変失礼な要望かと思いますが、そのお詫びとしまして…。

こちらの最高級のワインをご用意させていただければと思います。

どうか心の広い貴族様。今回はこれでこの愚かな執事を許してはくださいませんか？」

貴族「…。ふん…そうだな、ワシは心が広い貴族。愚かなお前たちを許してやるとしよう。」
ﾊｳﾚｽ「寛大な心遣い、感謝いたします。どうぞ、こちらがそのワインでございます。」
貴族「次、もし無礼を働いてみろ。ただじゃおかないからな。」

貴族は歩いていく…。

ﾉｰｳﾞｧ「ベーッ」

…ノーヴァが舌を出して、ベーとしている…。

「ノーヴァ…」
ﾉｰｳﾞｧ「…は〜い。」