【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ30)

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ﾅｯｸ「騒がしいですよ、ラムリ。ルカスさんに迷惑をかけるんじゃありません。」
ﾗﾑﾘ「うわっ！でた…キザ男ナック…。」

ﾅｯｸ「誰が『キザ男』ですか。私には、ちゃんと『ナック・シュタイン』という名前があります。変な名前で呼ぶのはやめていただきたい。」

ラムリのナックへの態度は、ルカスとは全然違う。

ﾗﾑﾘ「はぁ〜、分かった、分かった。真面目なナックくん。で？ボクとルカス様の邪魔をしに来て、いったい何の用？」
ﾅｯｸ「あなたが、ルカスさんの接待の邪魔をしているから注意しに来たんですよ。」

ﾗﾑﾘ「なるほど、なるほど。要するに、ルカス様を独り占めされてヤキモチ焼いちゃったってことね〜。」

ﾅｯｸ「そんなこと一言も言ってないんですが…。まぁ、いいでしょう。とにかくラムリ。あなたは執事としての意識が低すぎるんじゃないですか？」

ﾗﾑﾘ「はいはい…。説教は聞き飽きました〜。ってか、上から発言うっざ…。」
ﾅｯｸ「ん？ラムリさん。今、なんとおっしゃいました？」

ﾙｶｽ「ほらほら、2人とも。喧嘩はよくないよ。」

まるで親の様に2人の喧嘩をとめるルカス。

ﾗﾑﾘ「すみません！ルカス様！ナックがあまりにもうざくて〜。」

悪びれもなく、ナックを煽るラムリ。

ﾅｯｸ「はぁ…。やれやれです…。」

もうため息をつくほどに呆れているナック。

ﾑｰ「ナックさん、大丈夫ですか？」
ﾉｰｳﾞｧ「性格真反対コンビだわ、これ。」
「仲が悪そうだね…この2人。」

ﾗﾑﾘ「そうなんですよね〜。ナックとはどうしても合わなくて…。

って、あなたは…！もしやもしや！

主様じゃないですか！」