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ベリアン「ここに来ている4つの貴族たちは…。

表面上は友好的に見えますが、決してそんなことはありません。

裏では、お互いつけ入る隙がないかとうかがっています。権力争いとはそういうものですよ。

特に権力の象徴である我々悪魔執事や、主様につけ入る隙をうかがっていることでしょう。

まぁそこまで身構える必要はございません。主様に何かあれば私たち執事がお守りします。

主様は大船に乗ったつもりでいてください。」

「…ありがとう」


ノーヴァ「お嬢〜!これ美味そうだから食べなよ!」


いつのまにか、ノーヴァが美味しそうな料理を持ってきてくれていた。


「うん…いただきます。」
ノーヴァ「どう?美味しい?」


ノーヴァは目を輝かせている。


「うん、美味しいよ。」

と言ってもノーヴァは微妙な顔する。


ノーヴァ「お嬢のその感想はありきたりすぎてわかんない…。

あっ、オレにも一口ちょ〜だい。」


ノーヴァは私のフォークを持っている右手を掴むと自分の方まで持っていき、フォークに刺さっていた料理を食べる。


ノーヴァ「確かに美味いかも…今度作ってみようかな!」
「それだけはやめて。」


するとその様子を見ていたムーとベリアンは固まっている。

ベリアン「ノ、ノーヴァさん…。流石にマナーがなっていないと言いますか…。」
ノーヴァ「別にこのくらい、お嬢は慈悲深いし大丈夫だって!」
「スピカが居たら、ロノとバスティンみたいになってたよ。」

*→←第20話【便利な執事】



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設定タグ:悪魔執事と黒い猫 , あくねこ , 原作沿い   
作品ジャンル:泣ける話
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作者名:神宮寺 | 作成日時:2023年11月9日 17時

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