【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ24)

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ｸﾞ当主「そして最後に南の大地を治めるポートレア家…。」
ﾎﾟ当主「…。」

ﾍﾞﾘｱﾝ「ポートレア家の当主『シャーキル』様。

宗教の規律を守ることを何より大事にされてると聞いております。

ポートレア家は独自の宗教を崇拝し、その規律を重んじられる家柄。

仕事や恋人を決めるところまで神様のご意思に従うらしいですよ。」

ﾑｰ「なんか、すごい人たちですね。」

ｸﾞ当主「全ての貴族様…。この度はわざわざ、我らがグロバナー家までお集まりいただき、誠にありがとうございます。

近頃は、人類の厄災ともいえる天使の数も増やしており…。毎日のように、尊い命が失われています。

しかし、ご安心ください。

我がグロバナー家に仕える、悪魔執事とその主人がいれば…。天使たちなど恐るるに足りません。

我らが責任持って…。すべての大地に、

必ず平和をもたらしますことをお約束します。

それではみなさん…。

こちらが天使たちを討伐しております、執事たちでございます。」

次の瞬間突如ホールの灯りが全て消え、真っ黒になった。

ﾑｰ「うわっ！ホールの灯りが消えちゃいました！い、一体何が起きてるんですか？」

ﾉｰｳﾞｧ「お嬢…ムーちゃん…大丈夫だよ。」