【悪魔執事と黒い猫】月の愛し子は悪魔執事を救う2 (ページ19)

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ﾌﾙｰﾚ「何をボーっとしてらっしゃるのですか？

ボタンを外すので、こちらを向いてください。」
ﾉｰｳﾞｧ「フルーレ、ストップ。」

ノーヴァがフルーレを止めてくれた。
察したのか…。

「着替えは1人でできるよ…。」

ﾌﾙｰﾚ「はぁ…何を言ってるんですか？主様のお着替えのお手伝いするのも執事の立派な仕事です。

とにかく…！主様に身支度をさせるわけにはいきません。」

「……」

思わず、思考停止してしまう。

ﾉｰｳﾞｧ「要するに、恥ずかしいんだよ、お嬢は。」
ﾌﾙｰﾚ「主様…。もしかして俺に下心があると疑ってるんですか？
「そうじゃないけど…。」

ﾑｰ「わかりました！主様は恥ずかしいんですね！」
ﾉｰｳﾞｧ「それはオレが言ったよ、ムーちゃん。」

ﾌﾙｰﾚ「は、恥ずかしい…？何で着替えを手伝われるのが恥ずかしいの？」
「普通だと思うよ…特に異性に手伝ってもらうのは。」
ﾉｰｳﾞｧ「フルーレは感覚マヒってる？」

ﾌﾙｰﾚ「主様がそこまで言うなら…。かしこまりました…。

ノーヴァさん、ムー、そういうことだから…。主様を1人にしてあげよう。」

こうして、私はフルーレたちが出ていくのを確認した後、奥の方で着替えることにした。

しばらくして…。

ドレスは着替え終わったので、フルーレには仕上げをしてもらう。

ﾌﾙｰﾚ「これで仕上げはよしっと…。よくお似合いですよ、主様。」
ﾑｰ「なんかいつもと雰囲気が違ってゴージャスな感じがします！」
「ありがとう…。」

ﾌﾙｰﾚ「さぁ、主様…。舞踏会の会場へお送りします。

屋敷の前に馬車を準備しておりますのでそれに乗っていきましょう。」