ミニまりもシャワー ページ7
大吾に呼ばれた。
たぶん、酔っ払い。
電話越しでもわかるくらいヘラヘラしとったし。
店に到着して、奴らを探してキョロキョロしていれば、上機嫌の大吾がこちらに向かって手を振っている。
「ほどほどに、って言うてるやんいつも」
招かれた席に座る。
お酒飲まれへん私からしたら、お酒って場の雰囲気が楽しいんちゃうん、とか
そんなガバガバ飲んで何が楽しいん、とかいろいろ思ってしまうけど、まぁそういうことちゃうんやろな。
目の前には相変わらずヘラヘラ笑う大吾と、
大橋「毎度毎度ごめんなぁ大ちゃんが」
ほんまに申し訳ないと思ってるんかどうかわからん、八の字眉で微笑む和也
そして私の隣には、
西畑「寝る寸前に、Aに連絡してぇ…って言うてた」
机に突っ伏して熟睡してる正門。
「あぁそう………で、この人はいつから寝てるん」
相変わらず直毛やなぁ…なんて 髪の毛を触りながら思う。
西畑「んー、いつやったっけ？」
大橋「多分、1時間前くらい」
西畑「俺ら今日正門が泊まってるホテルとか知らんし、連絡して、って言い残して寝たからもうそうするしかなかったよな」
「あー…なるほどね…」
お仕事のために、今夜はAぇ全員でホテルに泊まるんやけど、
仕事終わりに年下組と私、そしてリチャ末で別れる流れになったから正門の予定を尋ねれば、
『大ちゃんとはっすん！』と元気よく言っていた。
「ほどほどにしときや、お酒強いんわかってるけど、明日も朝早いからな。
正門めちゃくちゃ浮腫むし」
そう伝えれば
正門「浮腫な……頑張る」
なんて返しになってないこと言うてたな。
大橋「Aは何してたん？」
焼酎片手に和也が聞いてくる。
いつも思うけど、ほんまにその甘い顔に似合わんお酒が好きよな。
「こじとたいちぇと晶哉とおったよ。
健全にご飯食べて、ホテルに帰宅した。
しばらくこじの部屋おったけど、こじがテレビ見始めたから自分の部屋戻ってん。」
店員さんにウーロン茶を注文して、みんなが食べ途中であろう食べ物を少しつまむ。
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2022年9月2日 19時
