マキマの秘書さんは【チェンソーマン】 (ページ2)

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「A」

サムライソードとの戦いが終わった後のことだった
マキマがAの事を呼び出した

『はぁい、どうしたんだい？』

「今日、映画を見に行くんだけどAも一緒に来ない？」

『…うーん、それは一日中…？』

「一日中かな」

マキマのその言葉を聞くとAは顔を歪ませた。
天井を見上げ、考える素振りをしている

『休憩時間とかは…ある？』

「休憩とかは無しで見る予定だけど、Aがほしいならとるよ」

『…じゃあ、いこうかな』

「うん、決定だね。一緒に見に行くなんて久しぶりで楽しみ」

そういいマキマはAに微笑む。
それに返すようにAもマキマの方を見て微笑み出す
暫く微笑みあった後、Aは思いついたように大きな声でこういった。

『あ！どうせなら少年も誘おう！その方が楽しそうだ』

「デンジ君のこと？Aが誘いたいならいいけど…」

マキマは下を向き先程より小さい声でつぶやいた。

『なら決定だね、楽しみだなぁ、早く行こう？』

そういいAはマキマを連れてデンジたちの方に向かった。

『…ん？』

「A！久しぶりじゃな！！元気にしておった…か…？」

「Aさん！マキマさん！」

Aを見つけた瞬間パワーは嬉しそうに笑顔で声をかけたが、後ろにマキマがいるいうことがわかった瞬間、声が段々と小さくなった。
それに対しデンジは2人を見て犬のように駆け寄った

『久しぶりだね少年、パワーちゃん。その…ツノはどうしたいんだい？』

「ツノだと？！何もないぞ！！！！」

「うん…パワーちゃん、こっちへおいで」

「このツノは…パワーちゃん血を飲みすぎたね」

そうマキマがパワーのツノをみて呟く

「ゾンビとの戦いで大分飲んじゃったのかな。血抜きをしないとね」

「はい」

マキマの説明を聞きAは成程、と頷いた。
何があったのかわからないがゾンビと戦ったらしい。Aは寝てしまっていたので状況がわからないままなのだ。

「血抜き？」

「パワーちゃんは定期的に血を抜いているの。
でないと今より恐ろしく傲慢な悪魔になっちゃうから」

「て言うことでデンジくん。パワーちゃんをしばらく借りていい？」

「そりゃいくらでも！」

デンジのその言葉を聞いて、パワーはガーンと効果音が鳴るようなショックを受けていた

「借りている間のバディだけど…彼がデンジ君と組みたいんだって」