Virtual Image 2

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涼「ちょっと！どこ行ってたの？！」









乱れてしまった、演劇部から借りた赤いワンピースを瑞稀くんに直してもらって、


教室を出ると、たまたま橋本くんとあった









瑞稀「ちょっと、ね？」



「は、い、」








そうやって、さっきを思い出させるように
私に意地悪するの






本当に瑞稀くんは、ずるいと思う、









涼「全く……、授賞式に優勝者がいないって、
生徒会の奴らが、、、」



「え、優勝者？」









ま、さか……









涼「あ、そうそう。
今回の優勝したカップル、瑞稀達だって」









「え！！」


瑞稀「まじかよ、」





涼「特技のダンスが凄かったってダントツだよ！
ふたりとも、おめでとうー」









橋本くんから、

小さな花束と表彰状が渡される









「ありが、とう、？」




涼「これからも末永くお幸せに！」









涼「瑞稀も。みんなのアイドルAちゃんなんだから、大切にしろよー」


瑞稀「はしもっちゃんに
言われなくてもわかってるし！」









初めてとお友達の橋本くんと、

大好きな瑞稀くんと笑い合うの









この時間が、とっても幸せで。









永遠に続いたらなぁ……って、









そう思ってた。







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瑞稀「俺ら、別れよっか、」









彼からの一言を聞くまでは。



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