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自分の傷跡を見ながら、また思い出した
ジミンやソクジン…、みんなはこの傷を見て苦しそうにしてた。関係ないボクのことなのに
SW「もう平気なんだろ?」
ボンヤリと傷跡を眺めるボクにオッパが言った。
「…あ、うん。もう平気だよ。
…オッパごめん、ヘマしちゃったんだ」
ーあの日、ボクはサンフンの関係者のアイツの家に行った。ずっとニヤニヤしてて気持ち悪いアイツ。よくわからないけどボクの事をご褒美だって言ってた。
食事を終えて、そろそろってなったらアイツがボクの腕を縛ろうとした。その方が楽しめるからって、ボクは嫌だった。そういう趣味はないし、優しくないのにボクから奪うなんて絶対嫌だった。
アイツから逃げてる時に、食事の時に使ったナイフがテーブルにあって、それを投げたらアイツの腕をかすめた。それで逆上したアイツがそのナイフでボクを…
傷跡をもう一度見る。
『痛かったね…』
そう言って自分のことのように、悲しそうな顔をした…。それを思い出すと、胸がギュっと苦しくなる。
SW「大体のことは知ってるけどお前さ、もう少し上手くやれよ。逃げるにしても怪我なんかして、この仕事がバレたらどーすんだよ」
「バレなかったよ。誰にも言わなかった」
SW「まあサンフンさんも怒ってないし、でも気をつけろよ」
「うん…。」
バレたら大スキャンダルになる。サンフンとか他もダメージがある
オッパの為にも、絶対ボクのことはバレたらダメなんだ…
SW「アイツ、どうしてもお前とヤりたかったみたいだぜ?ハハッ、また頑張るからってサンフンさんにお願いしたみたいだ」
「ボク、アイツは嫌だ」
SW「大丈夫だろ。もうお前に近づかせないって相手に怒ってたわ。お前、可愛がれてんな」
オッパは満足気にボクを見て笑った。
可愛がられてる、のかわかんない。なんでもサンフンの言う事を聞くボクが楽なだけだと思う。
けど、それも全部オッパの為だからだよ?
SW「大事な体だし。次は俺ももうちょい相手選ぶから」
大事な体…。そうだよね、オッパにとってボクのこの体は大事。サンフンを繋ぎとめておくために
「オッパ、ボク……、
っ…ボクも少し気をつけるよ」
珍しくオッパが不安そうにみえて、言葉を飲み込んでニコっと笑ってオッパをみる
オッパはホッとしたようにボクの頭を撫でた。
その手を掴んで頬に当てる。今頭に浮かんだ顔を消すように
オッパ。大丈夫だよ。
ボクはオッパの為ならいくらでも汚れるから
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あきさと(プロフ) - テテLOVEさん» テテLOVEさん。おもしろい!いただきましたっ(≧∀≦)ありがとうございます。超絶亀更新ごめんなさい。ボチボチ再開します! (2019年7月13日 22時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - おもしろいです!!!!更新頑張ってーーー!!! 楽しみにしてます♪♪♪ (2019年7月12日 20時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
あきさと(プロフ) - ねおさん» ねおさん。コメントありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです!更新、頑張ってみます(*^▽^*) (2019年7月1日 17時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2019年6月29日 21時) (レス) id: 28e7910330 (このIDを非表示/違反報告)
あきさと(プロフ) - 面白いと大好き。最高な二大褒め言葉をありがとうございます!(*´∀`)すごく嬉しいです。更新も頑張りますね (2019年6月17日 7時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおそら | 作成日時:2019年6月12日 19時