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68. ページ18

『そう何回も逃すかよ』


上に跨りニヤつきながらボクを見下ろして、ボクの服に手をかける男


いやだっ、離して


無我夢中で抵抗した。暴れて叩いて。
オッパのためにならないのに、こんなヤツにヤラレるのは絶対に嫌だ


『暴れたって無駄だって。なんなら叫んでみれば?騒ぎになって困るのはお前だろうけど』

「…っ」


こんなヤツに…


男の言葉に抵抗できなくなったボクを、満足そうに見下ろして、ボクの口に気持ち悪い顔が近づいてきた。


「っ…」

『!!ってぇ!』


咄嗟に耐えられず男の顔を引っ掻いてた。男が叫んで顔を抑えた時、体を撥ね退けてドアへと逃げた。





















…っ!!なん、で



飛び出した通路の先の光景に、ボクの胸は一瞬にしてギュっと締め付けられる

もう二度と思い出さないように、体の奥に落として蓋をした人たちがいた



JK「………A」



絞り出すように聞こえたジョングクの声。
ボクをみる目はやっぱり真っ直ぐで


…イヤだ。
見ないでよ。今、その目でボクを見ないで


ジョングクに見られたくなくて、隠れようと後退ったら、男が顔を押さえて飛び出してきた





考えるよりも先に、みんなの方へと体が動いてた。

しがみつくように逃げ込んだ腕の中は、覆い隠すようにボクの体を包んでくれた。


YG「何してんすか…」

『えっ、あっ、いや…
君たちも来てたんだね。…はは、なんでもないんだ。気にしないでくれ』


男の声が聞こえた後去っていった気配がした


JM「………大丈夫?」


頭上から聞こえた優しい声に、体の力が抜けて、自分でも抑えられないくらい、ガタガタと体が震える


JM「っ…」


崩れ落ちてしまわないようにしがみつくボクを、支えるように包み込んでくれる腕


JM「大丈夫だよ」


言いながらボクをきつく抱きしめる
ジミンの声に胸の奥がほどけてゆく

自分の心臓が静かになってくると、あの日聴いたジミン胸の音が聴こえて、



ジミンの匂いに、温もりに胸がぎゅーと痛くなった



YG「何があった?」



久しぶりに聞いたユンギの声は、前より柔らかくなってる気がした。
振り返ったボクをみて、戸惑ったような顔をした後何かに気づいて顔を背けた


JK「あいつ…!ブチ殺す」


ジョングクが怒ってて、その視線で自分の格好に気づいた。


あっ…


ボクの服は無残に裂かれてて、ユンギはボクの乱れた服を見て何をされたか悟ったのか、それ以上何も聞かなかった

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設定タグ:BTS , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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あきさと(プロフ) - テテLOVEさん» テテLOVEさん。おもしろい!いただきましたっ(≧∀≦)ありがとうございます。超絶亀更新ごめんなさい。ボチボチ再開します! (2019年7月13日 22時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - おもしろいです!!!!更新頑張ってーーー!!! 楽しみにしてます♪♪♪ (2019年7月12日 20時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
あきさと(プロフ) - ねおさん» ねおさん。コメントありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです!更新、頑張ってみます(*^▽^*) (2019年7月1日 17時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2019年6月29日 21時) (レス) id: 28e7910330 (このIDを非表示/違反報告)
あきさと(プロフ) - 面白いと大好き。最高な二大褒め言葉をありがとうございます!(*´∀`)すごく嬉しいです。更新も頑張りますね (2019年6月17日 7時) (レス) id: 8cf0358560 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおそら | 作成日時:2019年6月12日 19時

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