ボクの体はよごれてるのに 2

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SH「つけてごらん」


イヤリングを持ったまま、動けなくなったボクにサンフンが言った


「うんっ。すごく綺麗だね」


ニコっと笑って、嬉しくて仕方ないって感じを装い耳につける。手が震えるのをサンフンに気づかれないように隠しながらつけた


SH「うん、とてもいい。僕の可愛い子にはこれが似合うと思ったんだよ。鏡で見てごらん」


サンフンに言われて鏡の前に立った。

…似合わない。

鏡に映るボクの体は相変わらず真っ黒で汚くて、綺麗なテヒョンのピアスに似たそれは、よごれたボクには全然似合ってなかった。


SH「とても似合ってる」


ボクの後ろに立って、後ろからイヤリングを触る
鏡越しにボクを見ながら、耳から頬に手を滑らせた


「っ……、ホントに綺麗でいいね。ボク貰っていいの？」


鏡越しに目が合ったサンフンの目は、いやらしく光ってて思わず目を逸らした


SH「もちろんさ。その為に買ったんだからね」


そう言って逸らしたボク顔を、後ろから掴んで鏡に向ける。そのまま首筋に顔を埋めた


「っ、サンフン！ボクまだ食べてないよ」

SH「うん、そうだね。でも後でいいね」

「え、…あっっ、でも」

SH「そろそろうるさいよ？後にしろって僕が言ってるんだよ」

「っ…」


サンフンの声色が落ちる。もう何も言っちゃダメだ。


SH「ほら、ちゃんと鏡を見ておいてよ。僕の手、口を逸らさずに見るんだよ」

「……っ」


サンフンの手が、口がボクの体を這う。


「ん、あっ、…」


またボクの胸の奥が嫌な音をたてる。けどどうすることもできない。
サンフンは元々こういうのが好きだった、こんなの今まで何度もあった。全然平気だったのに…
今のボクは、嫌だって思ってる
どうして？なんで？

…みんなのせいだ。彼らのせいでボクがおかしくなったんだ。


「ふ、ぁ、あっ…」


サンフンはボクの体をよく知ってるんだ
嫌だと思っても、体は簡単に反応する


…っ、
これでいいんだ。


こうしてれば、サンフンはオッパを必要とする。オッパが喜ぶ。




だからこれ以上

これ以上、ボクの心の中に勝手に入ってこないでよ…。浮かんでしまう彼らの顔を必死にかき消した。




SH「僕の可愛い子。おいでもっと可愛がってあげるから」

サンフンに抱き抱えられてベットに降ろされる



「っ、」





…嫌だ。





嫌だよ。

でも、しかたないよ











だって


ボクノカラダハヨゴレテル カラーーー

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