透明な色 (ページ8)

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…jungkook…

やっと、会えるかもしれないって思ったのに、わからないなんて…
初めてneveさんの作った曲を聴いた時から、大好きだった。すごく好きで、どんな人がこの歌を作ってるんだろうって、曲を聴く度に何度も思って、やっとここまできたのに

JM「でも会場にいることだけは、確かなんですよね？」

NJ「それは、間違いないと思う」

JM「だってさ、ジョングク。やったじゃんか！いつも通り僕達のパフォーマンスをすれば、きっと届くよ」

どんどんテンションが落ちる僕を、励まそうとしてくれてるジミニヒョン

そっか。そうだよね。向こうに会いたいって思わせればいいんだ。…そうだよ。

JN「そうだよ。いつも通りの最高のステージを見てもらおう。
大丈夫！ヒョンに任せて！ワールドワイドハンサムな僕に惚れさせちゃうよ」

YG「男だったりして…」

JN「やー、ユンギなんて事言うんだよ」

いつものジニヒョンの雰囲気に、楽屋の空気が明るくなった。けど

男？

JM「ね？ジョングク。だから大丈夫だよ？」

男…

ジョングガ？ってまだ俯いてる僕の顔を心配そうに、覗き込んでくるジミニヒョン

男って

男だったら、、そんなの！

JK「…ジミニヒョン、どーしよう。
neveさんが男だったら、僕困ります」

JM「ええっ、そこなの？」

JK「当然でしょう。あんなに繊細で大胆な楽曲を作る人が、髭生やしたおっさんなんてこと、絶対ダメなんです！」

JM「なんで髭生やしてるおっさん限定なんだよ」

JK「とにかく、男のわけないですから」

JM「なんで僕が怒られるの」

そーだよ。男のわけない。
年齢も、男か女かも、どこの国の人かも、謎のままだけど

僕の中では、neveさんは女の子だ
絶対、絶対女の子なんだ。

…そう思ったら
雪のような君が浮かぶ。

花びらの中の横顔に、また僕の胸はキュと苦しくなる。

手を開きその中の花びらを見た。

どこでつけてきたんだろ？
桜の下なんか歩いた？

…なんで、僕のリュックについてたの…？

小さなそれに、空を見つめる横顔が浮かんで

なんでだろ…

なんでだか、

君の姿がneveさんに重なってみえた…