透明な色 (ページ11)

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…jin…

終わったぁぁ

みんなが怪我なく、大きなトラブルもなくコンサートも無事に成功して
言うことなし！なはずなんだけど

ちょっと気になることが

…やっぱりか

ライブの中盤から、またジョングクの様子が少しおかしくなった。

ちゃんとしてるんだけど…

どっかそわそわしてるって感じ
落ち着いてないんだよ。

ほら、またウロウロしてる

なにかを思いついたみたくドアに行って、
また思い直したように、戻る

ふふ、なにやってんだ

JN「ジョングク。終わったね。
ヒョンは疲れたよ～」

ジョングクの横に座り、わざとだらけてみせる

JK「……」

JN「ジョングガー…。ほら、ヒョンがこんなに疲れてるんだよ？」

JK「疲れたなら、あっちのソファで横になってください。あっちのが広いです」

JN「そんな冷たいこと言うなよー」

ジョングクは放っておいてと言いたそうに、
僕を見ないで、プイっとそっぽを向く。

ホントに、うちのマンネは…。大人になったかと思えば、まだまだ子供なんだよね。
素直すぎる態度に苦笑いしながらジョングクに寄りかかった。

そのまま目を閉じた。
別に眠いわけじゃなくて

ジョングクの意識の近くにいたくて

JK「……ジニヒョン。…大丈夫ですから、、ホントに。支度してください」

JN「ジョングク…？」

目を開けてジョングクを見たら
一瞬揺れた目。でも直ぐに隠された。

これは、意地でもなにも話さないな

JN「わかった。ほら、ジョングクも！帰る支度するよ！」

JK「わっ！」

ジョングクの髪をくしゃくしゃにしてやる

意地っ張りめっ！！ちょっとくらいヒョンには弱いとこ見せてもいいのに。

JK「～っ！もう！」

JN「おわっ！！」

くしゃくしゃにしたはずなにの、思いっきりやり返された。

フンっと得意げに鼻を鳴らして、ジョングクが笑った

JN「やー！ジョングク！ヒョンは敬わなきゃダメだろ～！ひゃっひゃっひゃっ」

ジョングクが笑ったから、僕もちょっと安心して、もう一度髪の毛をぐしゃぐしゃにしてたら

マネヒョンとそれより上の人が一緒に楽屋に入ってきて、僕たち以外のスタッフを外へ出した。

「ちょっとみんな集まってくれ」

なんだ？

「neveさん。先方から、お前達に会いたいと招待が来た」

嬉しすぎる話に、ぐちゃぐちゃの髪のまま、ジョングクと顔を見合わせた