降谷（安室）妹の日常

５話 ページ5

〜降谷零〜



降「…なるほど、なら俺のことを全てじゃないけど教えるよ、今から言うことを誰にも話したらダメだからね？」



『(ｺｸﾝｯ』




組織の中に味方が増えたほうがいい









降「ーーーってことだ」




Aは俺の話を口を挟まず、ずっと聞いてくれた



驚いているのか、ずっと黙ったままだ




降「さて、ここまで話たんだ、今さら仲間になりませんなんて 言わないよな？」




『もちろんです』



『話ていただき、有難うございます』




…子供がつかう言葉使いじゃないな


それに、大人びた静けさもある





『次は降谷さん、質問をどうぞ』



降「えっ、あっうん…」





うーーーん、なにを聞こうか



勿論、聞きたいことはたくさんあるけど、何から聞けばいいのか



あっそういえば




降「その傷は誰につけられたの？」



まあ、だいたい検討はつくけどな




『男の人です』




……いや、それは分かるよ




降「あの、取引主じゃないの？」



『その人も、叩いてきましたね』




降「えっ…？その人以外にも暴力を受けたの？」



『まあ、顔は覚えてませんが』




降「…あの人が父親とかではなく？」



『多分、物心つく頃にはそこにいたので』



なんか色々と深そうだ




降「もうすぐ俺のアパートに着くから、まずは手当てだな」




降「いや、その前に風呂か？」




『っ!?』




あれっなんか驚いてる




『手当てしてくれるんですか？』




降「え？そりゃまあ、そのままほっといたらいけないからね」



降「これから仮だけど兄妹になるんだし、当たり前だよ」




『……。』




…なんかポカーンとしてる



えっなに、俺をなんだと思ってたの




『また叩かれるかと思ったから…』




降「そんなことしないよ!?」




何言ってるのこの子!?

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