降谷（安室）妹の日常

３１話 ページ31

空港




降「なあ、本当に行くのか？」



『はい』



降「死ぬかもしれないんだぞ？」



『大げさですよ、でも注意しておきます』




降「俺と一週間会えないんだぞ？」



『そうですね』



降「…」



『…』





降「A、やっぱり考え直さないか？」



『ここまで来て!?』




空港まで来ちゃってるよ





『ひとつの任務に一週間も時間をくれたんです、大きな失敗はしませんよ』



降「心配だ…」




降「任務を遂行出来たとしても、飯とか絶対に食べないだろ」




『ソ、ソンナコトナイデスヨ』




降「片言だぞ、まったく…しっかり食べろよ」




『…はーい』







もうすぐ飛行機が飛ぶ時間だな




降「持ち物ちゃんとあるか？」



降「着替えは？」



『パーカーとズボンなど』



降「歯ブラシ」



『持った』




降「お菓子は？」



『ペロキャン10本』



これないと仕事できない


必需品




降「もう10本持ってけ」(ｶﾞｻｯ




どっから出したんですか…



『ありがとうございます』




降「…そろそろ時間だな」



『はい』




降「(ｶﾞﾊﾞｯ」



『!?』



降谷さんは大きな体で力強く私を抱きしめた




っこんな人が多い所で…！



でも、なんだか安心するな





降「こまめに連絡しろよ？」



『はい』





降「(ｷﾞｭｰー」



『ふ、降谷さん？』




降「…よし！気をつけろよ？頑張ってこい！」(ﾎﾟﾝｯ




『…ありがとうございます、行ってきます！』









降「行っちまったな…」



降「もう少し抱きしめたかった…なんて」





降「っ顔が熱い…」

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