降谷（安室）妹の日常

２話 ページ2

〜降谷零〜




ベ「で、仕方なく部屋にある書類を片っ端から探してたら、隠し扉があって、入ってみると傷だらけで縛られてるこの子がいたのよ」



…よく殺されなかったな



ベ「あっ、もちろん殺そうとしたわよ？けど、この子が “ここには貴女が求めている情報はないよ” って言うもんだから、生かしてあげたの」




ベ「それに、探してる情報はその取引主が殺されるのを見越してとっくに燃やしちゃったらしいのよ」




はっ、ザマアないですね



降「…それで、どうしたんですか？」




ベ「なんと、Aがその情報を全て覚えてると言ったの」




……はあ？



どんな内容か知らないけど、こんな幼い子供が黒の組織が狙っている情報を暗記しているだと!?




ベ「私も驚いたわ、きっとあの取引主の最終兵器ってとこかしらね」




ベ「極秘情報をこと細かく教えてくれたわ、しかも本物」




ベ「ボスにこのことを話したらなんと、組織に入れるってことになって」




降「……」




嘘だろ…こんな子供を組織に入れるなんて…






降「…それで？僕を呼んだ理由はなんですか？」





ベ「ボスからの命令よバーボン、あなたAを教育しなさい」








降「はあ？」

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