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彼は俺を見るなりげ、という顔をした。
「鈴鳴さんなんでいるんですか…」
『あー…ちょっと自主練をね…スパイク練に付き合ってもらってたんだ』
そういえば少し目が見開かれた。
「飛べなかったんじゃないんですか」
『まあね…でも、せっかく手伝ってくれてるから、俺もその好意を無駄にしたくないんだよね』
このこと、まだ他の人には言わないでね。と人差し指を立ててしー、と合図する。
頷いてくれたし、月島くんはわざわざバラすタイプじゃなさそうだし大丈夫だろう。
『月島くんはブロック練？』
「俺等が誘ったんだよ。ずーなりも今日はブロックやる？」
『あ、いいですね。俺もやろうかな』
そういえばずっとスパイクだけだった。ブロックも練習したかったし、ちょうどいい。
「よぉしツッキー、今日は俺も打ってやる！スズチャンと並びな！」
『え、月島くんツッキーて呼ばれてるの？俺も呼ぼうかな』
「なんで鈴鳴さんまで…」
ツッキーと呼べば、やめてくださいと呆れた顔をされる。
そのまま木兎さん、黒尾さんと反対側のコートに行って、練習が始まった。
「ツッキー今のは間に合うから止まって上に飛べ！スズチャンはまた悪い癖出てるぞ！」
始めてから30分。黒尾さんがアドバイスをしながら打ってくる。
それから、少し休憩するかと水分を取っていたとき。
気になっていたことを尋ねてみた。
『あの、質問いいですか？』
「ん？いーよー」
『今、俺のスパイク練習付き合ってもらってるじゃないですか。
なんで他校の、それもまた跳べるかどうかわかんないようなやつに必死になってくれるんですか』
頑張って、跳べるようになったとして、あなた達にメリットありませんよね？
そう付け加えると、黒尾さんはうーんと頭をかいた。
「…まあ、正直スズチャンがスパイク打てるようになったら、俺達からすりゃ強力な敵が増えるよな」
『じゃあ、なんで』
「別にメリット求めてるわけじゃねーよ。でも、俺はスズチャンの地雷踏んじゃったし、そのままにしておくのもなんか嫌だったし。
あとはまあ…見てみたいんだよ、スズチャンが堂々とスパイク打ってんの」
『…え？』
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
