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それから元也と臣に声をかけて、練習に付き合ってもらった。
それだけじゃなくコーチや近くのスポクラに行って、アドバイスをもらった。
跳べないと言われてから少しバレーと距離をおいていたのもあり、新しいことを始めるのはきつかった。
でも努力した。色んな人を巻き込んで練習し続けた。部活が終わったあとに二人に時間の限り付き合ってもらった。
ブロックは大人に、レシーブは元也に習った。
3年生最後の大会でスタメンに選ばれて、決勝で戦った。
2セット目マッチポイント。相手のサーブを元也が拾う。セッターがトスを上げ、臣が強烈なスパイクを打つ。ギリギリで拾われたものの相手の連携は崩れる。
囮もいるけど、本命は向こうのエース。
絶対に、止める。
…ドッ、ダダンッッ！！と、豪快な音がした。
ボールが落ちたのは相手コート。
…止めた。
ジリジリと痛む手のひらが実感に変わっていく。
『…ｯしゃあああｯ！！！』
喜びが抑えきれず気づけば叫んでいた。
俺の声に影響されたように、チームメイトが駆け寄ってくる。
「Aっ…！！」
「「ナイスブロックッッ！！」」
その言葉がどれだけ嬉しかっただろうか。
言葉にならない感動がこみ上げてきた。
それから第5セットまでもつれ込んだが結果は惜敗。中学最後の大会が終わった。
悔しかったけど、それよりも自分のバレーボールへの可能性が見つかったことが何より嬉しかった。
事故にあってから井闥山からの推薦は取り消されてしまった。
その時ちょうど、祖父母から宮城にいる叔父のもとへ行ってみてはどうか、という話が出た。
高校に入ってからこの足で戦うのは今よりも難しくなると思い、宮城でバレーを続けることを選んだ。
それを二人に話したとき、元也はそっか、負けないからな！と、頷いてくれた。
手続きは順調に進んでいたけど、以外にも、臣が引き止めた。
「…お前、ほんとに宮城いくの」
『…うん』
「……なんで」
『……もう、俺は飛べないからなぁ…
ここには強い選手がたくさんいるし、正直高校生になってから俺のやり方が通用するかわかんないし。
それなら、他の場所で強くなって、できるだけ多く試合に出たいんだ。
ここにいても、意味ないよ』
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ちょっと長すぎてエラー出たので中途半端で切りますすみません
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
