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「いいかお前ら、まずお前らがこれから絶対に守ること」
烏野高校排球部部室内
主将、澤村の前には正座されられる四人。
「授業中に寝ないこと！！」
「そっからなのか…」
当たり前のことを言い渡されて、ギクーっと体をこわばらせる。
「根性だけでイキナリ徹夜とかして、日中の授業も部活もグズグズ…なんてことは以ての外だ」
続けられたその言葉に、全員図星である。
赤点を取っては東京の遠征に行けないと顧問から言われ、赤点を回避するために必死なのだ。
田中と西谷は3年に、日向と影山は月島に頭を下げて勉強を教えてくれと頼んだ。最初嫌がった月島も、山口になだめられた。
そして、数日後の部室でのことである。
「あーっ！！わっかんねぇよ！！」
部室内には一年生組が集まって勉強していた。
鬼の目にも金棒と言う痛すぎることわざを生み出した日向と、暗記ができないという影山。
しかしバレーのサインは条件反射並みの速さで答えていく。
「それで暗記ができないとは言わせないからな」
という圧をかけられ、うっ…と押し黙る。
と、ガチャ、と部室のドアが開く音がした。
先輩たちだろうかと思って振り向くと、そこには見たことのない長身の男。
思っていた展開と違う光景に目をパチクリとしていると、その男がおっ、と笑う。
『テスト勉強中か？赤点取ったら、補修で遠征行けないんだっけ』
ふわりと笑うその男……鈴鳴Aに驚き、思わず呆然と固まっていると
「あっ！鈴鳴おめーこないだこなかったじゃねーか！」
田中の声にハッと我に返る。
『あははごめん…あの日都合悪くなっちゃって』
「おせーよ！勉強教えろ！！」
『そっち！？』
まるで最初からいたかのようになじんでいる鈴鳴に、驚きを隠せない。
「す、鈴鳴さんっすか！？」
『えっ、あっ、うん、そうです！』
バッと日向が飛びつくと、びっくりして敬語になる。
沢村もおー！久しぶりだな！と笑って手を振った。
「来てすぐにで悪いが、遠征のこと聞いたか？」
『お久しぶりです。聞きました、自分テストの方は余裕あるので勉強見ようかと思って』
「頼もしいな…！じゃあ、一年見てやってくれ！」
はい、と返事をしたと思ったら、今度は一年の質問攻めにあう。
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次辺りからほとんど鈴鳴視点です
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あなくま(プロフ) - あっびーさん» ありがとうございます！気まぐれ更新ではありますが頑張ります！澤村さん直してきますすみません (7月3日 6時) (
レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
あっびー - コメン卜失礼します！話とてもおもしろかったです！がんばってください！あと澤村が沢村になっていました (7月2日 15時) (レス) @page5 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - 怜央さん» ほんとですね…教えていただきありがとうございます！実は前にも消えちゃってたのでまた同じようなことがあるかもしれません…気をつけます！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - コメント失礼します！36話が消えちゃってますよ〜！ (2022年10月14日 20時) (レス) id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
あなくま(プロフ) - ありがとうございます！できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2022年10月13日 16時) (レス) id: 995ed5925a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなくま | 作成日時：2022年9月24日 14時
