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ymmt side
やらなければいけないことだらけの日々が続いて、きっと疲れてたんだろうな、とふと思う。
譲ってもらったお風呂に浸かりながら、ぼやーっと考えていた。
最近企画とか記事とかかいて忙しかったし…伊沢さんに今日誘ってもらえてよかった。
久しぶりにやるゲームはきっと楽しいだろうな。
湯船から上がって、伊沢さんが準備してくれている部屋へと向かう。
うっきうきの気分だった僕は、テレビに写し出されたゲームタイトルと背景を見て、背筋が凍りついた。
｢伊沢さん…これ…｣
『あ、山本でたね。 準備しといたから、ホラーゲーム！』
怖いぐらいの笑顔で画面を指差す。サーっと血の気が引いていく。
｢あの…伊沢さん…僕、ホラーゲーム得意じゃなくて…｣
『大丈夫大丈夫、基本は俺がやるから！』
どうやら拒否権はないらしい、強引に話が進む。
怖いけど、これも伊沢さんが僕のためにやってくれてるんだし…頑張るしかないか。
気持ちをどうにか前向きにして、ソファの上のクッションを顔の半分ほどまで持っていく。
よりによって実際にあった事件をもとにしたゲームらしく、やけにリアルなのがさらに僕を怖がらせる。
｢伊沢さん…ほんとに大丈夫…うわあああ！！！｣
着々とストーリーを進める伊沢さんに、恐る恐る聞こうとした瞬間、黒髪の不適な笑みを浮かべた女性がバンッと画面に現れる。
急すぎて思いっきり叫んでしまった。
『まだ最初の方だけど…大丈夫？』
｢だ、大丈夫です…たぶん…｣
大丈夫なわけがない。
あんなのいないって理解してても、怖いものは怖い。
実際にあった話だし、もし出てきたら…何て想像をしてしまう。
そんなことを考える間にストーリは進み、またもや人影が現れる。
『あああああっ！！！』
｢わっ！！｣
遠慮無く叫ぶ僕の声に驚き、伊沢さんが声をあげる。あわてて口を塞ぐけどそれでも体が震えてしまう。
『びっくりしたあぁ…嫌だあぁ…』
｢もうすぐこのゲーム終わるから、ね！ 頑張って！｣
怖がりすぎて伊沢さんに励まされることになってしまった。
クッションをぎゅっと握って、下を向く。
もうすぐゲームは終わる。怖くない、怖くない。
大丈夫、大丈夫…
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ENSAN(プロフ) - わらびさん» わらびさん、ありがとうございます！今回もそう言っていただけて光栄です！わらびさんのリクエストをいただいたあと、他の方からリクエストを二ついただいたのでそちらも今月中に更新する予定です。そちらもご覧いただけると、作者が嬉しくなって受験頑張れます！！笑 (2020年10月10日 23時) (
レス) id: 08a3edfd2d (このIDを非表示/違反報告)
ENSAN(プロフ) - 緋歌梨さん» 大変申し訳ありません、誤字です。埃でした。ご指摘ありがとうございます、もし他にもなにか気になるところや間違いがありましたら、コメントで教えていただけるとありがたいです。 (2020年10月10日 23時) (レス) id: 08a3edfd2d (このIDを非表示/違反報告)
わらび - 今回もとても好きな作品でした！いつもありがとうございます！私も怖いのダメで、この作品のymmtさんみたいになっちゃうこともあるので、すごく共感できました笑 再開したらまた来ますね！受験頑張ってきてください！！ (2020年10月10日 22時) (レス) id: ad68367863 (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - “誇り”を被った……？“埃”を被るんじゃなくて………？ (2020年10月10日 22時) (レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天崎 | 作成日時：2020年10月5日 19時
