烏の夜【ハイキュー!!】

5話 ページ6

『ハァ…ハァ…』

「雨地大丈夫か…？」

『うん、大丈夫。ありがとう』

とは言ったものの、正直キツい。
仕方ないことだけど、俺と翔陽(翔陽も怪しいが)以外はほとんど初心者だ。

皆のフォローをしつつ、なるべく拾えるボールを拾い、ブロックフォローもするが全部とるなんて無理だ。

それに、しんどいのは俺だけじゃない。

『翔陽…』

ほとんど1人で攻撃をし、それを全部ブロックに止められている。
それに加え、プレーでも精神面でもメンバーを支えているのは翔陽だ。

「ゴ…ゴメン夜！せっかく上げてくれたのに…また…」

俺の声に、翔陽は肩をびくっとさせ、謝ってきた。
怒ってる訳じゃないんだけどな…。

『…気にしないで。次、決めればいいよ』

主将が頑張ってるんだ。副主将の俺が弱音なんて吐いてられない。

『絶対繋ぐから。信じて飛べ』

俺はただ俺のやるべきことを。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「夜…めちゃくちゃかっけぇ〜…！！！」

(7番…かっけぇ…)

日向と影山は、夜のかっこよさにやられていた。

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